- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094071344
作品紹介・あらすじ
ドラマ化もされた“おいしい小説”第9弾! 京都のとある食堂の奥には、「思い出の味」を捜し出す探偵事務所があるそうで──。料理人の父・流と探偵の娘・こいしが、依頼人の悩みにそっと寄り添い、あたたかい料理でもてなします。第一話 焼鳥……消えた父に伝えたい第二話 駅弁……迷い込んだ心第三話 イタリアン……強い男を演じた夫第四話 巻き寿司……毎日一から出直し第五話 フィッシュアンドチップス……大切な名前第六話 すき焼き……忘れられない一日ドラマ化もされた大人気シリーズ、待望の最新刊! 【編集担当からのおすすめ情報】 気軽に外食ができない日が続きますが、この本を読んで、ぜひいろいろな地方の料理を食べた気分を味わってください。お腹も心も満たされます!
感想・レビュー・書評
-
STORYBOX2021年8月号:焼鳥、9月号:駅弁、10月号:イタリアン、に書き下ろしの巻き寿司、フィッシュアンドチップス、すき焼き、を加えた6つの連作短編を2022年5月小学館文庫刊。シリーズ9作目。このフィッシュアンドチップスを食べて見たくなります。探偵さんに探してもらおうかな。すき焼きは、置賜地方流のレシピで食べてみることにします。美味しそうです。最終話で、依頼人に全てを話さず、縁に委ねる流さんとこいしちゃんのやり方に考えさせられました。ねこのひるねが、登場するのは、最終話だけ。ひるねは、どの巻の表紙にもこいしと一緒に登場しますが、各話の始まりにもひるねが描いてあり、これも楽しいです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ物と知らずに読み出したけど問題なかった。
京都にある食の探偵、鴨川食堂。
人ではなく食を探すというのが面白い。
依頼人は食につながる人や人との思い出を見つけてもらうことになる。
京都弁がいいなぁ。
ちょうど秋に入ったことだし、京都行きたいなぁ。
料理担当の父、流がつくる京料理が食べてみたい。
でも料金は決まっておらず、依頼人の気持ちに見合った金額を支払うのが、ちと恐ろしい。 -
Audibleにて。
深く考えずほわわーんと聴けて良かった。
再現してくれた食事で、コレコレーってなれるのかは置いといて、鴨川食堂の料理は食べてみたい。 -
シリーズ第九作。もはや定番と言えるグルメ人情、ちょっとミステリー小説。いつも美味しそうなランチとともに出てくるアルコールが魅力的でしたが、今回はアルコール分控えめでした。気になったのは、芋焼酎『だいやめ』。ネコのひるねがレアキャラになってます。
-
今回は純粋なこいしちゃんがぷりぷりしてしまうような依頼が数件あった。もちろん依頼人なのだから、流さんがいうように仕事をするだけなのだけど。想い出がどのように作用するかは人それぞれだな。
-
シリーズ第9弾。
さすがにマンネリ…と思いきやさにあらず。
最後の2編が特によかった。
[図書館·初読·8月8日読了] -
いつものごとく流さんの作るご飯はおいしそう。今回の食の探偵の依頼人たちは、心温まるエピソードの人もいたけど、いつも以上にどこかダークな人が多かったような…
コロナ禍を表す言葉もちらほらと。
やっぱりこのシリーズ好きです。
-
偉大なるマンネリ。今回も泣けました。次作が楽しみです。
-
今回は連載3本、書き下ろし3本とあってちょっと違った印象。ホテル王めっちゃ嫌な感じだったけど流さんの一貫した態度良かった!
コロナ禍真っ只中の鴨川食堂の話たち
フィッシュ&チップスの話が好き