有馬温泉「陶泉 御所坊」殺人事件 (小学館文庫 か 10-3 建築学者・京極要平の事件簿)
- 小学館 (2010年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094084634
感想・レビュー・書評
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せっかく主人公に日本建築の教授という個性を与えているのに、その知識が事件と関係ないところが残念。
ただ、有馬温泉の魅力を感じることは出来たので、一度行ってみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょうど有馬温泉への旅行を控えているので購入。「陶泉 御所坊」は実在する宿泊施設みたいです。建築大学の教授・京極要平は親友に会いに有馬温泉を訪れるが、翌朝親友が何者かに殺害されてしまう。事件を追っているうちに野菜の産地偽装問題などが出てきたので結構現代問題を突くお話だと思います。でも推理小説としては物足りない感じ。助手の奈々子がいなければそもそも捜査すらできない状態だったのに鶴の一声で状況一転。警察が民間人に捜査内容を話すなんてありえません。また、お鮨屋さんのヒント?で犯人はこの人と言ってるも同然でした。さすがに2件目のアリバイ崩しはわかりませんでしたが、ちょっと簡単だったかな。最後「...ですよね」「こんなはずじゃ...」とすぐ自供した犯人にえー!?となりました。あんなに否定してたのにえらくあっさり認めちゃうんですね笑シリーズものなのかな。奈々子と要平の関係がうやむやな感じで不完全燃焼。
h27.7.12 -
日本造形大学教授・京極要平シリーズ。
京都の老舗青果商の主人が、有馬温泉の旅館で謎の変死。事件の裏では、野菜の産地偽装疑惑がクローズアップされる・・・。
京極と助手の菜々子の関係は本当のところどんな関係? -
2010/03/01-2010/03/02