- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085037
感想・レビュー・書評
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自転車に乗ることが好きな中学3年生の主人公が
ロードバイクと出会い、「ロードレース」という競技に目覚めるストーリー。
現時点で、3作目まで刊行されているようですが、
1作目は、所謂"出会い"や"目覚め"のパートが描かれていると思います。
主人公がロードバイクの楽しさにのめり込む姿や
「自転車が楽しい」から「早く走りたい」「強くなりたい」と上を目指すべく姿に
ぐいっと引き込まれる一方、
展開の早さについていけない主人公の戸惑いに共感したり、
読みながら、リアルタイムに状況を感じることが出来る本だと思います。
周りに出てくる登場人物も、
最初のインスピレーションの期待を裏切らないキャラクターで
面白く読むことが出来ます。
私自身も、小学生の時からずっと1つのスポーツ(正確には武道ですが。。)を、
そこそこ気合を入れて続けていましたが
本作品含む、スポーツ小説に出てくるような大人びた感じはなかったのですが、、
外から見るとこんな風に見えるんでしょうかね。笑
中学生なのに、考え方がやけに大人だな、
ふけてるな、やさぐれてるな(これは言い過ぎかな。笑)
…と思ってしまいます。
自転車に乗って、さーーーっと走りたい。と思う1冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロードバイクに魅せられた少年、洋の物語。中学生編。
自転車の面白さは、たぶん乗っている人にしかわからないのだろうけれど、とても苦しそうで、幸せそうである。
「相棒がいてくれるから、ひとりで戦えるのだ」 -
漸く風は爽やかで、そんな陽光の日に、これはまた絵に描いたような青春スポーツ物語でした。登場人物も型通りで、予想されたことが予想されたように起こり、まあ飽きさせずにサクサクと読めて、長い通勤電車の中の時間もたせにはなったので、ちょっとオマケで☆はつけます。