京都紫野菓匠の殺人 (小学館文庫 か 10-4 名探偵・星井裕の事件簿)

著者 :
  • 小学館
3.33
  • (0)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085440

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カメラマンの星井が雑誌の特集で取材した
    京都の和菓子屋。
    そのなかで特に印象に残ったのは
    嫁が新作の和スイーツに力を入れる老舗の一店と
    そのライバルである中堅の一店だったが
    この2店の間で盗作騒ぎが持ち上がり
    中堅の店主が不審な死を遂げた。
    星井は元妻で京都府警に勤める美雪を通じ
    事件に協力するが…。

    この人のシリーズは初めてですが
    ほんと2時間ドラマくらいにコンパクトにまとまってて
    面白かった。
    著者がもともと別名義で京都本を出している
    生粋の京都人だけあって、
    (柏井壽『おひとり京都の愉しみ』他)
    うま〜く本物と架空モデルの
    両方の店の名前が出てたりして
    「これ、あそこのことかなぁ…」と考える楽しみも。
    (金魚鉢のお菓子…後楽屋→幸楽屋?)
    もちろん、事件の方もちゃんと解決します。
    老舗には老舗の苦労もあるのね〜(−_−;)

  • 20170612読破

  • 作品ごとに大きな変化がないものの、安定した品質でハズレがないです。
    少しだけ名前を変えて登場する京都の美味しい店は少し調べればすぐにどこのことか分かるので、たまに実際に食べに行ったりする楽しみもあります。

  • 旅情ミステリーですが私の捉え方はミステリーに非ず。今作でシリーズ第9弾。筆者は雑誌の京都特集の監修をつとめる方でもあるので京都という土地の描写が素晴らしく京都好きには堪りません。
    また恋愛要素としては主人公のカメラマン・星井と元妻で京都府警の刑事・美雪との復縁の行方が気になるところです。
    ドラマ化もされたらしいこの作品、難を言えば一作一作出版社が異なること。チェックを怠ると出版社が分からず書店の文庫コーナーを徘徊することになります。
    ネットで買うのが吉。

    私的に今作が一番面白かったです。新キャラも出てきたし、京都の生き字引こと千さんも良い味出してた。

全5件中 1 - 5件を表示

柏木圭一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×