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- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085945
作品紹介・あらすじ
一九九四年。東北の地方都市・岩館で絶大な影響を誇る川戸建設会長・川戸英太郎は、特別背任容疑の渦中にいた。逮捕直前には、息子で社長の英介が自殺したが、英太郎は容疑をすべて認め、裁判は淡々と進んでいった。程なくして懲役二年の有罪判決を受けた英太郎は、あらゆるものを失い、静かに朽ちていった。すべてが決したかにみえた八年後の二〇〇二年冬。この事件を追い続けていた東日新聞社社会部記者・宮浦弘樹が、川戸英太郎の死亡記事を地方紙の片隅に偶然見つけたことから、物語は激しく転調を迎え、三代にわたる一族の"血の物語"を呼び覚ます。
感想・レビュー・書評
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途中退屈になってしまったが後半物語が大きく動く。
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『ちょんまげぷりん』の著者とは思えない骨太さに驚き。
山口瞳、山崎豊子を彷彿とさせる『血脈』を廻る、気骨の物語。
偉大な父を越えられないと苦しむ息子という普遍的なテーマも内包。
それにしても、女性があまりにも強く描かれていて、若干、苦笑。
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