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- Amazon.co.jp ・本 (731ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094086775
感想・レビュー・書評
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下巻は一気に読んじゃいました。
ハルナフリの変貌っぷり。
家族を非常にむごたらしい形で殺され、絶叫の上に自分を失ってしまった。
が、その復讐を果たす為に、一人密かにことを進めていく。
でも復讐を果たしたとしても、何もハッピーなんてことがない。
なんとなく物哀しい気持ちになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史上の事件をその時代の世界情勢とからめ、歴史上の実在人物に架空の人物を交えて描くことにより、その時の和人と蝦夷の状況と意識・心情をよりリアルに感じられ、面白い。
新井田孫三郎や葛西政信など登場人物が、己の理想に向かって職務のためだけに生きる人たちの傍若無人ともいえる冷徹さと蝦夷地に売られてきた人たちの蝦夷を下に見る心情、和人の経済に取り込まれんがら、蝦夷らしさを失いたくない蝦夷たち、考えされされることも多い本です。