探偵Xからの挑戦状! 3 (小学館文庫)

  • 小学館
3.28
  • (3)
  • (13)
  • (35)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 168
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087246

作品紹介・あらすじ

夫が浮気?疑念が晴れない"あたし"の中に相手への殺意が芽生えて…(貫井徳郎『殺人は難しい』)。米国人教授が殺された。不自然な手の形はダイイングメッセージなのか?名作『冬のオペラ』のコンビが謎に挑む(北村薫『ビスケット』)。"怪盗X"が"探偵X"に謎解きを依頼。冬の天弓館で起きた殺人事件の犯人は?(米澤穂信『怪盗Xからの挑戦状』)。霧の夜に発生した煙草屋老女殺人事件。各所で目撃された、ゴーグルをかけた謎の男の正体は?(島田荘司『ゴーグル男の怪』)。NHKの番組から生まれたオリジナル文庫。四人の作家からあなたへの、挑戦状。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 米澤穂信作品を目当てに読んだが、北村作品、貫井作品もそれぞれの作家らしい短篇で、とても楽しく読んだ。なんとなくおかしいなぁ・・・とミスリードされていく感覚がいいのだ。型にはめておいて、かつ自分らしさを出すというのはやはり手練れでなくてはできない。作家自身のミステリー愛が読者にしっかり伝わってくる。2012年の本。

  • NHKのミステリー企画により放送された作品をもとに作られたオリジナル文庫作品の第三弾。貫井徳郎,北村薫,米澤穂信及び島田荘司という実力派のミステリ作家による犯人当ての作品が4本収録されている。いずれも,犯人当ての作品としてテレビで放送され,実際に視聴者が回答を考えていたようであり,番組放送時の正解率なども掲載されている。四人の作品の中では,米澤穂信の作品が一番よかった。貫井徳郎の作品(殺人は難しい)は,小粒。もともと,犯人当て小説向きの作家ではないという気もする。北村薫の作品(ビスケット)は,作品の雰囲気はよいが,謎的には普通。島田荘司の作品(ゴーグル男の怪)は,犯人当て小説としてのデキはいいが,雰囲気が古臭いのが難点。米澤穂信の作品(怪盗Xからの挑戦状)は,軽めのノリながら,内容も謎も良質な出来だった。
    トータルでは★3。米澤穂信の作品レベルの作品が4本揃っていれば★4だったのに,残念。

  • 人気作家によるNHKミステリー番組原作集

    夫が浮気? 疑念が晴れない“あたし”の中に相手を殺したい気持ちが芽生えて……(貫井徳郎『殺人は難しい』)。アメリカ人教授が殺害された。死体の不自然な手のかたちは、ダイイング・メッセージなのか? 名作『冬のオペラ』のコンビが謎に挑む(北村薫『ビスケット』)。“怪盗X”が“探偵X”に謎解きを依頼。冬の天弓館で起きた殺人事件の犯人は?(米澤穂信『怪盗Xからの挑戦状』)。霧の夜に発生した煙草や老女殺人事件。各所で目撃された、ゴーグルをかけた謎の男の目的は?(島田荘司『ゴーグル男の怪』)。
    4人の人気作家によるNHKミステリー番組の原作が、オリジナル文庫で登場。それぞれの謎を、あなたは解き明かすことができるのか。

  • 「怪盗Xからの挑戦状」収録
    【初版発売日】2012年05月13日
    【初版発行日】2012年05月13日
    カバーデザイン:山田満明

    NHKの番組「探偵Xからの挑戦状!」用に書き下ろされた短篇。
    web公開日:2011年05月04日
    放 送 日:2011年05月05日

  • 貫井さんの軽い感じのミステリーが読みたくて購入。たまにはこういうのもいいかな。

  • うっかり配役見ようと先に後ろを見ちゃったので
    軽くネタバレも見ちゃった…

    気楽に読むにはまあ楽しかった。

    映像で見てみたかったな〜

  • 立て続けに犯人探しをしてみて
    名探偵に向いていないと、つくづく思う

  • ブログで感想を見かけたので借りて見た。
    面白かったので、1と2も読んで見たい

  • NHKで放送されたドラマの小説化。

    ・殺人は難しい(貫井徳郎)
    簡単にわかった。でも面白かった。
    ・ビスケット(北村薫)
    本書が人気のあるのはこの短編が理由らしい。「冬のオペラ」の後日談だとか。
    ・怪盗Xからの挑戦状(米澤穂信)
    私のお目当ては米澤穂信。拍子抜けのようなラスト、全然気がつかなかった。
    。ゴーグル男の怪(島田荘司)
    普通に犯人当てミステリー。

    (図書館)

  • NHKで放送されたものを小説化した本作。
    軽めで結構おもしろかったです。
    島田さんがさすが…!な気がする。怖かった…(夜中に読んでたからかな…)


    @図書館本

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北村薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×