七歳美郁と虚構の王 3 (3) (ガガガ文庫 く 1-4)

著者 : 陸凡鳥

• 小学館 (2009年5月20日発売)

作品紹介・あらすじ

1999年末に起こった同時多発テロ「拡大人的破壊」。その実行者として世界から追われる男・外木場外郎が、霞霞市に姿を見せた。かつて自分が与えたプログラム"救世主殺し"を返すよう、今近衛久遠に迫る外木場。その一方、すべての計画者として世界を裏で操る女王、九重白雪もまた動き出していた。外木場と白雪の対立に翻弄される、七歳美郁の運命。崩壊の序幕が上がるとき、壊れかけた久遠のデータが、最後の奇跡を呼び起こす。死に近づくにつれ加速する、思考と魂の物語。プログラムはまだ、終わらない。