- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094511499
作品紹介・あらすじ
-なんて自由なんだろう。クレアの胸は喜びに満ちあふれていた。青空の下、ひとりで自転車をこぎ、カドケス高等学校飛空科の入学式へ向かう。たったそれだけのことがたまらなくうれしい。そして今日は「彼」に逢える…。空の果てを目指し旅立った空飛ぶ島イスラで、カルエルたちの新生活がはじまった。各国から選抜された個性的なクラスメイトたちと、彼らとの和気藹々な寮生活。そして飛空訓練。意を決し、クレアにペアを申し出たカルエルだったが-。希望と不安の狭間でゆれるふたつの鼓動。回り出す運命の歯車。待望の続刊。
感想・レビュー・書評
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よくある学園ものになりかねない作品かとおもいきやそうはさせないあたりがこの作者の底力か。
ただ前作程のインパクトは無くなってしまった感があるかな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり追憶が余りに良かったせいか。少し物足りないな。
自分が求めていたのは空戦と主人公とヒロインの心の動きを楽しんでいたのかな?
なんか顔の見える登場人物が増えたせいで個々の描写が薄くなっている気がするよ。
主人公達が乗った練習機が飛行機というより、エアバイク見たいだった事も影響しているのかな?
[more]
2巻の終わりでレヴァームが出てくるのか。てっきり3巻ぐらいになると思っていたよ。
泉から帰ってきた冒険家は気遣いのできる大人で良かったね。かっこいい大人だと思うよ。 -
皇子が情けなさすぎる…
今後の成長を期待。
気になる展開で終わったので、すぐ続きを読みます。
それにしてもアリーメンの記述読んでたらお腹空いてくるなあ。 -
お互いの立場から、今後どうなる?
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イスラに移住して飛空士になるための学校に入学したカルエルは、クレア・クルスという少女に出会います。自分と同じように過去に傷を持つと思われるクレアに、カルエルはしだいに心を引かれていきます。しかし、クレアの正体は、カルエルが復讐を誓ったニナ・ヴィエントでした。
貧しい家に生まれ、徴税人に身柄を売られそうになったクレアは、風を巻き起こして徴税人を追い返し、やがて「風の革命」の旗印に祭り上げられることになります。しかしその後、風を操る力を失った彼女は、飛空士の道を目指して、身分を偽ってイスラに移住することを決意したのでした。
アリエルの作る「アリーメン」が大人気となり、飛空士見習いたちは楽しいときを過ごしますが、そんな彼らの前に、「空の一族」と呼ばれる敵が現われることになります。
あいかわらずアリエルのキャラクターに多少苛立ってしまったこともありましたが、おおむね楽しんで読めました。 -
学泉生活の始まり。二人の仲が深まる仲、漂い始める不穏な影。さぁ、次が本番。