カクリヨの短い歌 2 (ガガガ文庫 お 4-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514438

作品紹介・あらすじ

真晴からの脅迫状が完道を歌典寮の巣窟に!

たまたま歌の家に生まれ、双子の兄よりも才能に恵まれていたという理由で、逃げることも許されず、絶えず歌をたたきこまれた。そのせいで体の弱かった妹は病に倒れ、早すぎる死を迎えようとしている。歌に支配された一生といっていい。
少年は妹に辞世を詠んでもらいたくなかった。詠めば妹の死が逃れられないものであることを思い知らされることになるという恐怖もあったが、それよりも大きかったのは「自分の言葉でしゃべってほしい」という願いだった。悔しいなら悔しいと、悲しいなら悲しいと、与えられた形式ではないむき出しの言葉を口にしてほしかった。しかし少女は、手を強く握っても握り返してくれなくなってしまった……。
不変なものなどなにもないのだ。だから、妹の辞世を覚えているなど無駄だ。

―――歌が憎い。妹を奪った歌を一首残らず、必ずこの世から―――

話題のガガガ大賞受賞作の続編が早くも登場!
シリーズ2作めにして早くも最高傑作!!

感想・レビュー・書評

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  • またこの設定で書くとは割りと驚きである
    でもライトノベルだからしかたない
    前巻で主要キャラクタは置いたので今回はそれを活かしてミステリ風
    能力バトルの次は超探偵
    まあそんなものである
    キャラクタも展開も充分保っているので
    あとはイラストに負けないくらい作者の個性がみたい感じである

  • 真晴が出てきた辺りがほどよくぶっ飛んでて面白かった。

  • 喉を矢で射られるという連続事件の最中、お偉いさん達のトップ会談に狩り出される完道。異界の力を持つ歌を巡る醜い権力争いと、腹黒いのに純を装う完道の対比が面白かった。真晴もいい感じのジョーカーっぷりでカッコいい。
    今巻では異能バトルは少な目で、歌の美しさみたいなのは控えめだったけど、和な雰囲気作りがハマる。

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