とある飛空士への誓約 (4) (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514599

作品紹介・あらすじ

2014年1月からアニメ「恋歌」放送開始

「必ずきみを取り戻す」
エアハント士官学校を卒業した坂上清顕(さかがみ・きよあき)と、イリア・クライシュミットは、紫(むらさき)かぐらも所属するセントヴォルト海空軍最強の戦闘機部隊「ヴォルテック航空隊」に少尉候補生として配属された。国家的ヒーローである飛行隊長、レオ・ローゼンミュラー大尉をはじめとした荒くれものどもが集うこの部隊で、新たな仲間たちとの絆を育むふたり。
そして、「あの別れ」から一年後の夏。
セントヴォルト海空軍は、総力を結集して、大瀑布付近を遊弋するウラノス飛空要塞「カルキノス」の攻略に挑むことに。清顕は、かぐら、イリアと小隊を組み、大瀑布を挟んだ決戦に参加するが……。
時代のうねりに翻弄され、互いに引き裂かれながら七人はそれぞれの空を飛ぶ。そして流転の地での新たな出会いが、さらなる動乱のきざしとなる――。 第二部「第二次多島海戦争」開幕。

【編集担当からのおすすめ情報】
2014年1月、アニメ『とある飛空士への恋歌』放送開始!
【監督】鈴木利正 【シリーズ構成・脚本】猪爪慎一 【脚本】吉田玲子、兵頭一歩 【軍事考証・脚本】鈴木貴昭 【キャラクターデザイン】原田大基 【アニメーション制作】トムス・エンタテインメント 【キャスト】カルエル:花江夏樹、クレア:悠木 碧、アリエル:竹達彩奈、イグナシオ:石川界人
【アニメ公式サイト】http://koiuta.tv/
※詳しい情報は、アニメ公式サイトや、ガガガ文庫折り込みチラシの「ガ報」をチェック!

感想・レビュー・書評

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  • 3巻から続けて4巻も読了。
    やっと出てきた、ニナ・ヴィエント!
    最後、すごく気になるところで終わっていて、続きが手もとにないのが悔しいです。

    バルタの出自が明らかになりましたね。
    これといった辛い経験等をしていることがなさそうなあたり(その辺の記述はないので、本当にないのかはわからないですが)、成し遂げたいことって単純に自分の夢なのかなぁ?
    そういう意味では、案外何てことない動機なんだなぁ…と思いましたが、ハチドリやミオ、清顕のような家族のためや、過去の辛い経験から出てきた動機ではなく、純粋な自分の夢として、モチベーションを保ち持ち続けているのって、すごいことなんじゃないかとも思いました。
    頭の良い人は考えることが違うのか?

    とりあえず、バルタの可愛さに拍車がかかってる気がします。
    前置きがいちいち「勘違いするな」って、完全にツンデレのテンプレですよね(笑)。
    かぐらもバルタのツンデレ具合を楽しんでるようす。
    この2人はくっつくのでしょうか。
    バルタとセシルのやり取りもウケます。
    散々こけおろしてる相手が、何としても取り入りたい相手というのは面白いですね。

    清顕は、3巻の時にちょっと株が下がっていたのですが、ミオ一筋方向に目覚めたようで、私の好感度を取り戻してます。
    最後にライナと話す場面も良かったです。
    ライナがハチドリに抵抗しようとするところも良い。
    ライナはどんな精神構造になっているのかは、だいぶ気になりますが…。

    続きも早めに読みたいです。

  • 相変わらず煮え切らない清顕だけど、彼の“黒うさぎ”っぷりを見れば、2人同時に愛することだってできるんじゃないか、と思わなくもない(そういう話ではない)。予想だにしない7人の振り回され方に、続きが楽しみでしょうがない。ところで、ミオの描写がここまで辛いものとは思わなかった。

  • 第二次多島海戦争、本格化。
    前巻から物語がガンガン動くので、読んでいて飽きない。

    ラストに少しの驚きと、その時代なのか?という疑問があるが、あまり言うとネタバレになるので。

  • 前巻でのミオを巡る衝撃の展開の後、今巻ではいよいよ飛空士として清顕達がウラノスと空戦をする展開だった。
    なんというか実に「とある飛空士シリーズ」らしい空戦描写の数々で、ああ、このシリーズを読んでいるんだなあという感慨に浸れた。
    ただ、この巻で初めて登場した飛空士が多く、エリアドールの7人以外への思い入れはもう一つなので、空戦場面のドキドキ感はそれほど上がらなかったかな。

    空戦場面以外では、酒盛りの場面が印象的(笑)
    おんぶをせがむイリアって(爆)
    でも、二人でミオのことを語り合う場面は心に来た。

    本巻は、終盤までミオの登場もなく、ライナの暗躍もなく、物語的にはある意味平坦な道を突き進むような感じで、次への繋ぎの巻という印象。
    ただ、ラストのライナのくだりあたりからはドキドキ感が増した。
    え? ここでまたライナの正体がばれるの? ちょっと早すぎない?と思ったら、あの展開。
    そしてウラノスに去ったミオはついに恋歌のあの人と繋がった。

    さて、これから物語はさらにシリーズ全体に広がって行きそうな予感。
    それとともに、バラバラになってしまったエリアドールの仲間達が、いつか再び一堂に会することがあると信じて、続きを読みたい。

  • 序盤のお色気展開やバカ話がこれまでと話が切り替わったことを意識させるけど、空戦描写についてはこれまで以上の熱気を感じさせる。カーナシオンの空戦技術についてはやばいってことは前巻の描写から判ってはいたけど、ここまでとは。敵を侮辱する飛び方をする奴ってのは居たけど、空を侮辱するように飛ぶ奴って初めてじゃないか

    そしてバルタザール。彼は何かしらの決意を込めて上層部に食い込もうとしていたようだけど、冒頭でその決意の一端が垣間見えたのかな。ていうか貴方が邪険にしている相手がエリザベート姫だからー!その雑過ぎる手紙が後々とんでもないギャグ展開を招きそうな匂いがプンプンするぜー!

    ミオが邂逅した風呼びの少女。ウラノスではクレア・クルスではなくニナ・ヴィエントと呼ばれているのか。それはクレアとしての本心を全く出す事ができない状況にいることを示しているようで不安になる。
    遂にこれまでのシリーズと繋がる予兆が見えてきた。カルエルや海猫さんもその内登場するんだろうか?

  • あーそうかーそうくるかぁー。  
    展開が速くてスムーズに行き過ぎてると思ったんだよなぁ……。  
    やっぱりうまくいかないものなんだなぁ。   
    バルタザールの大活躍もそろそろ見たいよ。

  • レビューは6巻

  • 評価:☆4

    時代のうねりの翻弄され、互いに引き裂かれながら七人はそれぞれの空を飛ぶ。第二部「第二次多島海戦争」、開幕!

    練度の高いヴォルテック艦隊の強さ、そしてそれすらも凌駕する空の王カーナシオンとの空戦が見所。
    酔っ払いイリアも可愛かったなw
    ライナがこれからどんな行動をとるのかも気になるところ。

    最後にあの方が登場するのは予想外。こうリンクさせてくるとはなー。

  • 毎度ながら破壊力のあるラストで安定の面白さ。 空戦のシリアスな雰囲気はそのままに、ラブコメの場面はどんどんラノベっぽくなっていく印象です。
    アニメ「恋歌」のほうは切っちゃったけど、原作はますます目が離せなくなりました!

  • いつもいつも楽しくよませてくれる一冊です!
    次も楽しみ!!

  • 「エリアドールの7人」を襲った悲劇から1ヶ月
    それぞれの任地で、それぞれの役割を全うし
    日々を決戦のために生きる彼らのもとへ
    戦いの足音は刻々と迫っていた

    生と死の狭間にあるつかの間の休息
    仲間との日常、馬鹿騒ぎ
    それはやがて訪れるかも知れない別れを忘れるための
    強い酒にも似たひととき——








    激戦
    こういう話ではいつも思うのだけど
    戦闘機の数が圧倒的に足りていなくて
    なんでそんな数で大丈夫だと思ったの!?と
    小一時間問い質したくなる

    色々と理由はあるのだろうけど
    積み込める数だとかなんとか
    それにしてもウラノスと3倍も差があるとか笑いがこみ上げてきた!
    しかも蹴散らしてしまうし!
    そ、そんなに強かったんだ…と驚くと同時に
    空の一族のくせに弱すぎでは?と思わなくもなく

    種々犠牲がありつらい巻ではあったけど
    かぐらさんが生きていて良かったと胸をなでおろす…

    そしてラスト!
    途中から誰が登場するのかはわかってしまったけど
    お〜こんなところに!と再会の喜び
    今アニメが放映されているからなおさら
    ということは、お供でいた騎士はイグナシオ?
    イグナシオがどうしたのかは、恋歌のラストでは忘れてしまった…

    なんとなく飛空士シリーズは、同じ世界の中だけど
    時代や活躍地域がお互い離れているイメージがあったので
    もしかしたらシリーズラストは
    オールスター登場からの大激闘になるのではと
    ワクワクしている

    とりあえず海猫さんが出て来たらそれだけで嬉しい

    クレア、あそこ壊滅させてくれたらいいのに…←

  • 飛空士シリーズはなんだかんだと主人公がエースパイロットなこともあって、死をある程度感動的なものとして書いてきたことが多かったが、今作はシリーズ中でも戦場の自然な死というものがよく表現されていたのではないかと思う。

    いよいよ本筋の話が大きく動き出したなあというところで開始当初から予告されていた他作品とのリンクもお目見え、人間関係もより複雑になってますます群像劇の様相を呈してきたのが楽しみだ。

  • まさか、ここで恋歌とつながるとは思わんかった……。恋歌の中の空白の時間のできごと、ってことかな? まあ、あまり前シリーズのキャラたちが出張るのはどうかと思うが、ちら見せ程度ならニヤニヤできるからいいかな。
    途中の空戦シーンが、私には微妙にわかりづらかったけど、映像だと綺麗なのかなぁ? これがアニメになるわけじゃないけどw

    恋歌のアニメは素直に楽しみにしています。今回はちゃんと声優さん使っているしね!

  • 中盤の空戦のシーンが分かりづらく読みにくかったから正直読むモチベーションが低下していってたんだけど…。
    ラスト、ね。
    うわー。うわー。
    ここでこう繋がるかー。
    いやほんと、鳥肌が立ちました。
    下がっていたモチベーションも急上昇。
    続きが早く読みたい!!

    あ、あと相変わらずバルタはいいツンデレでした。

  • 予定通りの進行かな…と。この先へ向けての繋ぎのような巻でした、無理に前シリーズとの関連はいらないような?

  • まさかのあの人が再登場してびっくりした。ここでも重要人物か

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著者プロフィール

1971年生まれ。小説家。代表作に、「とある飛空士」シリーズ、『レヴィアタンの恋人』(ともにガガガ文庫)などがある。

「2014年 『サクラコ・アトミカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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