友人キャラは大変ですか? (5) (ガガガ文庫 た 7-5)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094517408

作品紹介・あらすじ

もうひとりの主人公、登場!?

最近、雪宮さんが体調不良で学校を休んでいる。
彼女は白虎の巫女。生命力は折り紙つきで、そんな雪宮さんが体調不良なんてこれは一大事だ。

すわ、雪宮汐莉メインエピソードが始まるかと思いきや――。

俺的に、とんでもないメインイベントが始まってしまった。
うちのクラスに、転校生が来たのである。しかも、とんでもない主人公オーラの持ち主が!

「よろしくお願いする。名前は、天涼院阿義斗(てんりょういん・あぎと)だ」

こんな主人公感のあるやつは、龍牙のほかに見たことがねえ……!

……俺も最近、友人キャラ(笑)みたいになってたからなあ。
男・小林一郎、ここは阿義斗とがっつりダチになって、友人キャラの面目躍如としてやるぜ!


――新たな主人公の登場で、新旧主人公対決が勃発!? そして汐莉の問題にも意外な展開が……?
大人気名助演ラブコメ、新展開の第5弾!

感想・レビュー・書評

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  •  魔神たちとの争いに新たな一手を加える、天涼院阿義斗が登場する五巻である。
     この巻における焦点的ヒロインは「祝命の巫女」雪宮汐莉であり、彼女にかかわる形で登場する四人目の魔神・トッコ(トウコツ)であるが、友人キャラ欲の強い小林にとっては主人公臭漂う新キャラに心惹かれるのも致し方ないところだろう。

     グダグダな対魔神戦のシナリオをさらに混迷に陥れるトッコであるが、同時進行で龍牙を付け狙う天涼院に対応し、さらにギャルっぽい新キャラ・シーマまで登場する始末のつかない有様は、実に本作らしい。
     その中でてんやわんやする小林だが、巻末では正体を現した天涼院と対峙するところでクローズしている。
     てんやわんやする展開の背後については次巻で語られる流れである。

     魔神の無駄遣い感溢れるトッコのキャラクターにはやや疑問も残るが(彼女の役割は重要だが、ドタバタコメディの主役であり、物語のボスとしては機能していない。四人しかいないのに)、それも含めて本作らしいところかもしれない。
     ここでは合間の巻という点も加味して、星四つ相当と評価している。

  • 見事に絡まったな。

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