囚われ姫と灼熱の将軍 (小学館ルルル文庫 あ 4-5)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 22
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094523119

作品紹介・あらすじ

奴隷になった王女が敵将軍の夜伽を…!?

お忍び旅の途中、帝国軍の襲撃に遭遇して、街の娘たちと一緒に捕らえられてしまったジャヌーブ王国の王女アイシャ。
軍を率いる将軍カディルの夜伽相手に選ばれた少女をかばい、アイシャはかわりに寝所へ送られることになるが、「赤眼の獅子」との異名を持つカディルにも決して恐れる態度をみせず、かえってカディルの興味をひく。
カディルの奴隷として帝国に連れ去られたアイシャは、必ずや生き抜いて帝国を脱出しようと心に誓い、王女の身分を隠し、名前を変え、カディルの屋敷で働きはじめるように。慣れない環境に苦労しながらも、持ちまえの明るさで前向きに仕事をこなしていくうちに、戯れにアイシャをからかってくるカディルが、奴隷たちにひどい仕打ちをすることはないことを知っていく。
カディルの隠された優しさが気になりはじめたある日。宮殿でカディルが倒れたという知らせを受けたアイシャは、敵であるはずの彼を心から案じている自分に気づいて…!?
奴隷になった王女と敵国の将軍。許されぬ恋の行方に胸がふるえる、ドラマチック・アラビアンロマンス!!

感想・レビュー・書評

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  • 奴隷といいつつ使用人と大差ないので辛いとか苦しいとかも無く、綺麗なおとぎ話という感じ。主人公も良い子なので読み心地は良いです。

  • お忍びの旅の途中、別の国で別の国の奴隷として
    捕えられてしまった主人公。
    彼女は無事、自国に戻る事ができるのか。

    うっかり敵国の将軍に囚われて心惹かれているけれど
    その先に待っているのは、悲劇なのか幸せなのか、な
    ものすごい王道でした。
    真の敵(?)は彼の上司、という身近でしたが。

    屋敷の中の奴隷達でさえ悟っているというのに
    何を本人達だけがうらうらしているのか。
    片方は無自覚ですけど、それがまたじれるじれる。
    屋敷の人達は、毎日楽しかった事でしょうw

    という状態は置いておいて、この屋敷の奴隷達は
    自分達でも言ってますが、かなり破格です。
    むしろお客と言葉を交わしている事態、すごいですし。
    危険あり、はらはらあり、な面白いものでした。

  • 王道なんだけど、こういうお話結構好きかも。

    王女アイシャがなんでお忍び旅行をしてたかは不明ですが、お忍び中に囚われて、敵国の将軍カディルの奴隷になっちゃいます。

    奴隷なんだけど、生来お姫様らしいというか、ご主人様にも結構平気で口答えしたりして、そこらへんがカディルに気に入られちゃったんでしょうね。
    カディルも将軍だけど非情な行動はしない常識のある人で、だんだん二人は惹かれていくけど、自分の立場を考えたりしてそれ以上の進展はなし。
    いいとこまでは進んだりするけど、ルルル文庫ですしね。

    最後は和平を結んだところで終わりますけど、どうせならこの後の展開も少し欲しかったなぁって思います。ちょっと残念。

  • お忍びの最中に囚われ敵国の奴隷となった王女と将軍の物語です。
    冷酷で怒りっぽい性格の将軍カディルの内にある優しい性格を見抜き思わず彼に説教してしまったり、正義感から行動が先に出てしまう辺り、可愛らしいヒロイン。
    物語は王道ですが、国の混乱の中で王女であろうとするヒロインの物語は好きです。いろいろと熱っぽいけど…w
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5001.html

  • 王女としての活躍ーとか、従者の活躍ーとか、そういうの期待してたらほぼ奴隷生活だけで終わって残念でした。最後の方の駆け足も。

    あらすじは王道で好みなんです。

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