眠れない王様のお休み係 (小学館ルルル文庫 う 1-30)

著者 :
  • 小学館
3.09
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094523225

作品紹介・あらすじ

激務の腹黒国王を眠らせる姫君はだれ?

下町の勤労少女ローズには出生の秘密があった。死んだと聞かされていた父親は公国の王様だったのだ。父親が迎えにやってきた日を境に、ローズは一般庶民から姫君へと華麗に転身! 王女として、宗主国であるアクア王国の社交界にデビューすることになる。
働きもののローズは、王女としてもしっかり国のために人脈作りをしようと気合い十分。だが、華やかなパーティーで肉食系青年貴族たちに強引に迫られて、使用人通路にあった暗く狭い洗濯室に逃げ込んでしまう。
そこで偶然、かつて旅芸人一座に身を置いていたころ仲良くしていた幼馴染みのアンディと再会。なんとアンディの正体は「腹黒冷酷」と悪名高いアクア王国の新王だった。
昔と違い、険しい表情を見せるアンディを心配するローズ。「残忍で冷酷な策士」と恐れられるアンディだけど、本当はとてもやさしいことをローズは知っている。不機嫌そうに見えるのは、激務と刺客のせいで超寝不足のせい? 心配するローズはアンディをしっかり眠らせようと計画。不眠症のアンディも、ローズがそばにいるとなぜか熟睡できることに気付き、荒みかけていた心が癒されていくが――!?

感想・レビュー・書評

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  • すごくストレートで王道な展開。ローズも良い子なんだけど、お馬鹿なところが目立つので、庶民である事を自分の利点として利用するとか、もう少し王妃として相応しい所が見れると良かったなと思います。回りで支えるエミリーとセドリックは魅力的で、メインカップルよりサブの二人の方が好きでした。

  • 仕事命の主人公には父親がいない…と思っていたら
    何と実は王様だった事が判明。

    庶民にとってはラブストーリーですが、貴族にとっては
    ものすごく頭の痛い王様だったかと。
    跡継ぎ、いて良かったですね?
    そして仕事大好きなのに、金払って得なければいけない
    ストレスのたまる日々。
    先行投資、と思うには、確かに1年は長い。

    しかし行った先に子供の頃の知り合いがいたのは
    非常に良かったかと?
    しかもやたらに妙な癖(?)がある相手ですし。
    そんな彼らを遠巻きにする肉食男女が怖いです…。
    いちゃいちゃを演じている、と思う主人公も
    素でやってるヒーローも、砂糖過多でざらざら(笑)
    気が付いてないのは主人公だけ、という現実。

    そんな状況にすっかり忘れていた脅迫状ですが
    最後の方に威力を発揮します。
    ついでに黒幕は分かりやすかったです。
    基本、こういうのがそうですね~という見本で。

    主人公達も気になりますが、その人脈友人になった
    二人の行方も気になります。
    チャラそうに見えるだけできっちりしてる人。
    これはこれで、落ちる要素たっぷりです♪

  • 王様となった幼馴染みとの再開のラブコメです。
    不眠の王様アンディを安眠させることで、ローズは自分に有利な人脈を持つ婿候補を紹介してもらうという、仕事を引き受けたわけだが、お互いに惹かれ合うという王道展開。
    ローズは恋に臆病になっており、仕事という理由をつけていることに自らが気がつくまでが、作者らしいアップテンポのコメディで描かれます。
    描写も砕けた雰囲気なので、ロウティーンから楽しめるルルル痒いお話。アンディのセリフに赤面するローズが可愛らしいです。
    でも、”お休み係”というタイトルから、抱き枕ヒロインとしてのベッドでのイチャイチャや甘く切ない展開を期待するとかなり違うのでご注意。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5304.html

  • 好きな作家さんなのですが、タイトルもあらすじもどことなく既視感があり…どこかで読んだような…?と首を傾げながら読みました。
    アンディがとにかく優しい!優しすぎる!でもそこがいい!

    細かいところを気にしなければ安定の楽しさでした。

  • 激務が原因で不眠症になってしまった王を眠らさることができる庶民出身の王女ローズ。実は不眠症の王アンドルーは幼い頃に旅芸人一座で一緒に過ごした幼馴染みだったのだ。ローズと一緒にいると安心して眠ることが出来る事実に気づいた彼女はあることを思いつく。寝不足のせいで目つきと顔色も悪くなり不機嫌に見えてしまうアンディの悪評を改善しようというものだった。

    主人公ローズは庶民として育った王女なので仕事をすることが大好き。序盤はすごく生き生きしてます。別レーベルの某花嫁みたいですwwけどあんまり仕事をしているイメージは読んでてなかったけどな〜…。対する相手役のアンディはいろんな意味で優しい。ローズに対しても敵に対してもね。優しすぎて自分が大変なことになってるっていうのにね。だからこれからはローズに幸せにしてもらったらいいよ(笑)タガが外れた王様は今まで色々我慢してた分すごいことになりそうwwそんなイチャイチャ甘々なシーンがもっとあれば良かったのになと思います。

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