- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094530605
作品紹介・あらすじ
ばいばい、恋した一度きりの夏。 「ばいばいみんな、また二学期にな」それぞれの思いが花火のように夜空を染めた夏。少女たちは、再び手を伸ばす。心の奥に沈む、大切な月を掬えるようにと。熱く駆けぬけた季節を終わらせ、もう一度歩き出せるようにと。終わりはきっと、なにかの始まりだから。短夜を彩る珠玉の「長篇」集。――だから、ばいばい、人生で一度きりの夏。
感想・レビュー・書評
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6.5巻ということで、今回は各キャラクターのサイドストーリーのような形になっている。とは言え1冊を通すとすごいボリュームだ。
どの話も起承転結ありボリュームも十分だったが、千歳と優空のデートの話が印象に残った。
本編の続きが気になるような内容で、6巻を読み終わった人は必読の内容だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あの夏があり、乗り切ったあの時から数日経ったそれぞれの夏休みの様子が描かれる。
今回は作者縁深い富山、石川の様子も描かれて登場人物と旅行したり日常を疑似体験できたりする。高校生の夏休みに思い出ができたり、大人へと進むチャレンジができたりと、チーム千歳の女性陣は本当に素敵だ。(こんなに素敵女子がまわりにいて朔の煮え切らなさもなかなかだがそれはラノベという特性ということで)
新学期に向けた準備期間、各々の体験を通して成長した想いがどのように展開していくのかが楽しみだ。
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明日姉の編集の話が最高に良かった!
響きまくった!!
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ヒロインそれぞれの視点で書かれており、本編の内容とも相関性あり。
彼女らの個性とピッタリなショートストーリーがどれも納得の面白さ。
7巻も期待。 -
それぞれのヒロインの視点での短編集。朔の生き様がどのヒロインにも絡んでいる。
悠月&夕湖編では、おみくじの内容が的確すぎて笑った。
明日風編では、「自分が聞きたかった言葉になってしまう。そこにその人の言葉はない」「沈黙を恐れてはいけない」というのが印象的だった。これは取材だけじゃなくて、人と関わるのには大切なことだと思う。
優空編では、優空らしいデートの仕方だけど、この二人だからこそピッタリの雰囲気。朔への気持ちの伝え方は控えめに見えるけど、距離感としては一番近いのかな?
陽編では、ここでも辛い時ほど笑うというワードが出てきた。4巻でもそうだったけど、やっぱ熱いな。
5〜6巻で朔達のグループの中で一波乱あったから、2学期からはどんな展開になるのかが楽しみ。