黒澤明MEMORIAL10 3:天国と地獄 (小学館DVD BOOK)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094804331

作品紹介・あらすじ

日本映画史に残るトリックとサスペンス!

生誕百年、巨匠が遺した名作から10本を選りすぐってお送りする「黒澤明MEMORIAL10」、第3弾は、息をもつかせぬ傑作サスペンス、「天国と地獄」。デビュー時社会派現代劇で評価の高かった黒澤が、「用心棒」「椿三十郎」を経て、満を持して挑んだ現代劇だ。とある製靴会社重役のもとに掛ってきた、愛児誘拐の電話。しかし誘拐されたのは重役の息子ではなく、一緒に遊んでいた運転手の息子だった? 委細構わず理不尽な身代金要求を突き付ける犯人。運転手の息子の命か、会社の経営権か? 究極の選択を迫られる主人公。そして映画史上に残る、特急電車を使った身代金受け渡しのトリック。捜査陣と犯人の息詰まる頭脳戦は、驚愕と衝撃のクライマックスへ! 自身も2児の父としてかねがね誘拐事件報道に公憤を感じていた黒澤は、エド・マクベインの原作小説「キングの身代金」に触発され、一気に「天国と地獄」の企画を実現させた。公開時大反響を呼び、誘拐罪の刑期をも変えたといわれる、黒澤明面目躍如の社会派の最高傑作!

【編集担当からのおすすめ情報】
この映画が出世作となった山崎努が、犯人・竹内役を好演。この当時赤面症だったと述懐する山崎努の、黒澤明との秘話が読める語り下ろしインタビュー他、「天国と地獄」をもっと楽しめる記事が同梱ブックレットに満載。もし「天国と地獄」が松竹映画だったら・・・という視点が楽しい山田洋次監督の作品解説や、伝説となった民家取り壊し事件の真相が明らかになる野上照代の「耄碌録」など、ここでしか読めない情報、マニアでなくても見逃せません。

著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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