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- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096820070
感想・レビュー・書評
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永遠に枯れない造花を墓に供えるということ。
枯れない造花もカビたりして造花としては死ぬこと。
美しい空と造花と墓。はかなさも感じる写真です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り、生け花ではなく造花の写真集です。実は中身を見るまではそうだと思ってなかったのですが、ズームアップされた写真を見ると、造花特有の布目があって、そのとき気づきました。蜷川さんらしい写真の撮り方で、幻想的で豪華な感じです。
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色鮮やかな花たちを見て思ったのは、
「傲慢」「偽善」。
あとがき見てビックリ…。
なんとお墓にお供えする造花たちだったのです。
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蜷川実花さんの、この永遠の花は、墓地に手向けられている造花の花の
写真集。死者に手向けられた、枯れることの無い花。
この本に写っている花々はすべて造花、偽りの花。
強烈な日差しの下では生花はすぐ枯れてしまう。
かつて愛した者への記憶を出来るだけ長く持ち続けたいと言う人々の気持ち。
限りある時を終えた人々に手向けられた枯れない花。
そこに込められた永遠を願う想い。<br>
枯れることのない花。永遠の花。