- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096823606
作品紹介・あらすじ
動物だらけの江戸の町へようこそ!
愛情を注がれる猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、日々の暮らしをともにした動物から、おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、人々の願いや想いが託された動物、さらには舶来の珍獣まで、浮世絵には、さまざまな動物が登場します。
その多彩な表現は、「かわいい!」「おもしろい!」「ちょっとヘン!?」と、見ているだけで楽しいもの。でも、さらにそれらを読み解いていくと、当時の人々の暮らしが動物とともにあり、また、ときに神聖でときに恐ろしい、動物のもつさまざまなイメージもふくめて、人々が動物たちを愛でていたことが見えてきます。
東京・原宿の浮世専門美術館、太田記念美術館が所蔵する約160点の浮世絵で、江戸絵画の動物表現を楽しむとともに、江戸の人々と動物の深い関わり方を伝える1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書は太田記念美術館で過去2回にわたって開催され、大好評を博した同名の展覧会がベースとなっています。現代のわたしたちにも身近な「動物」を切り口に、浮世絵鑑賞を楽しんでください。
感想・レビュー・書評
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動物に注目した浮世絵集。普段浮世絵は背景や表情、着物などを中心に見ていたので、新しい視点で
解説もわかりやすく楽しめました。
コロナが落ち着いたら是非太田記念美術館に行きたいですね。
人と寄り添う絵や動物が主役の絵、動物をファッションに取り入れた絵や擬人化など様々な形で江戸は動物に溢れていたのだなぁと思いました。 -
猫の浮世絵は、国芳はじめ展覧会に行ったり本で癒されたりしているが、これは猫も含めたさまざまな動物たち。
はじめてお目見えするものもあり、なかなか興味深い。
コロナ禍、美術館に行くのもままならず、ましてや遠方の企画展など観光も兼ねて行く機会も失われ・・・
文化イベント、本や動画でのリモート鑑賞がしばらく続く日々。 -
面白い!こんなに浮世絵は面白いのかと愕然としました。もっと義務教育で教えてもいいのではないか?
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太田記念美術館のtwitterで興味を持った。擬人化されてるのは割と好き。猫の簪がかわいい。昔から猫グッズは人気だったのか。
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浮世絵に描かれる動物がメインの本だが、当時の世相・習俗などもわかっておもしろい。
浮世絵は情報量が多いので、知識があればあるほど楽しく見られる気がする。
(自分は解説を追うので精一杯だけど)
ものによっては絵がすごく小さく、細かいところがわからなかったのが少し残念でした。
https://www.nikkan-ge...
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/292172