写真家 白洲次郎の眼: 愛機ライカで切り取った1930年代

著者 :
制作 : 渡辺 倫明 
  • 小学館
3.08
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本棚登録 : 42
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096824016

作品紹介・あらすじ

近年発見された白洲次郎の未発表写真を掲載 1930年代、30代の白洲次郎が商用で欧米に度々長期滞在した際に愛機ライカで撮影され、その後、近縁者以外にはその存在を知られることなく、長く埋もれていた約400カットの未発表モノクロ写真を中心に構成する写真集です。 白洲次郎が、自らピントを合わせ、シャッターを切った風景や人物には、彼の美意識の結晶のようなものが垣間見え、記録写真を超えた、一級の写真芸術がそこにはあります。 「正子」「クルーズ」「ファミリー」「ロンドン」など、テーマや被写体、撮影地毎に厳選した写真を中心に、「もしも写真家・白洲次郎が現代にその写真集を出すとしたら」という、編集コンセプトの元、ご遺族、関係者の人々の協力、監修の元実現した企画です。 愛用のライカや旅行鞄、服飾品の紹介、「白洲次郎の青春」(筆・青柳恵介氏)と題したエッセイも挿入した、白洲次郎の世界を堪能できるビジュアルブックです。 【編集担当からのおすすめ情報】 2022年は白洲次郎生誕120年、再び昭和史のヒーローに脚光が当たることでしょう。白洲ファン未見の貴重な発掘写真をメインコンテンツに据え、彼がファインダー越しに見つめた風景を通して、白洲次郎とはいかなる人物だったのかを見て、読んで、感じられる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 白洲次郎。
    名ばかりで彼の生きた時代を肌身で感じることは叶わなかったけれど、残されたいくつかの本や映像のそのどれもが人を惹きつけてやまない人物なんだと語る。

    その人の目で見た世界はどんなものだったのか。この写真集はその片鱗を見せてくれた。
    写真の腕などは知らないけれど、わたしは好きだなあ

  • 武相荘の屋根裏で見つかった白洲次郎が撮ったネガの写真集。B5判くらいの大きさだけどそこに不鮮明な写真を見開きでのっけてるからボケボケしててよくわからん。もっと小さい判にしとけばよかったのに。写真の点数もそんなにあるわけでなし、そして大した解説もついてないのにこのお値段はちと高いのう。白洲次郎のファンなら買っちゃうかもしれないけど。
    序文で青山二郎が白洲次郎は写真も写真家並みに一流みたいなことを書いてるけど、ちょっと言い過ぎじゃないのみたいな写真もけっこうある。白洲次郎はきっと構図とかピントとか、写真家みたいに気にすることなかったんじゃないかな。写真は写真、景色は心に刻んどくみたいな白洲次郎のほうがすてき。

  • 従来のカメラの常識を打ち壊したカメラの小型化は、写真史の重大なターニングポイントといって良いだろう。小型カメラの先駆けであるライカを使って切り取られた1930年代の欧米の写真たち。それは昭和の実業家・政治家として知られている白洲次郎によって撮影された。そんな彼の写真家としての知られざる一面を振り返る。
    写真学科 1年

  • ふむ

  • 1 撮影に用いたのは当時のライカ
    2 オシュコシュの旅行用トランク
    3 1930年代のパスポート
    4 スリーピースのニッカ・ボッカ
    5 ヒッコリーシャフトのゴルフクラブ
    6 シルクハットと旅行用ケース
    7 カンゴールのベレー帽
    8 屋根裏に眠っていたネガ・フィルム

  • 白州次郎がライカで撮った写真。時代を感じさせる。
    でもなぁ~、やっぱり特権階級だよなぁ~。

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