トマト (自然観察絵本)

著者 :
  • 小学館
3.90
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本棚登録 : 143
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097252214

作品紹介・あらすじ

おいしいトマトを育ててみよう! 春になるとたくさんの苗が売られるトマト。トマトは植木鉢でも育てられると人気の野菜です。本書は、トマトの成長の過程を美しいイラストで追います。タネから、芽を出し生長するトマト。世界中には、いろんな種類のトマトがあります。最後には、たくさんの美味しいトマト料理を紹介。子どもから大人まで楽しめます。 【編集担当からのおすすめ情報】 細密画で描かれた美しい植物画で定評のある荒井真紀さんの新作。荒井さんは、ブラティスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞されています。自然観察の参考にもなる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 赤くて丸くてピカピカのトマト。小さな種を植えてみたら芽が出て葉が出て花が咲いた。花が枯れるとしぼうが膨らんでトマトになっていく。小さな種からトマトができ、そこからまた種が取れる過程を写実的な絵で描いた絵本。






    ******* ここからはネタバレ *******

    これは私としてはちょっと残念な絵本。

    まずはトマトの色。
    文頭のトマトにはトマトらしい緑が描かれているが、表紙と文中のトマトはすべて朱赤でトマトっぽく感じません。

    最初に種を植えますが、深すぎませんか?ネットで調べたら5mmと書かれていました。
    小さい種は浅く植えることが多いように思います。

    「どのはなが とまとのみに なったか」文中で聞いていますが、これは無意味な質問でないでしょうか?
    この質問で、読んでいた頭は止まって花の描いてあるページに飛びますが、正解も描いていないし、わからないですよ。
    質問の意図不明です。

    また「はるに
    ちいさな ひとつぶの たねを まいてから……」とありますが、この「……」が言いたかったことは何なのでしょうか?
    「……」と濁さなければならなかった理由が私にはわかりませんでした。

    このように、種の蒔き方と文章に少々難を感じはしましたが、悪い本ではありません。
    と言って、正直これと言って特徴のある本でもありません。
    目新しいことが描かれているわけでもなく、視点が新しいわけでもないです。
    これは、多くの植物科学絵本の中から選ばれるのは、難しいと思います。

  • トマトの種を植えるところから実になるところまでとても丁寧に描かれている。
    良いなぁこれ。

  • トマトをわ種から育てて観察する
    ・本当の種の大きさ
    ・種から根が出る
    ・葉をつけながらどんどん大きくなる
     …小さな葉が集まって1枚の大きな葉になる
    ・黄色い花、濃くなっていく
    ・花の中身は?
    ・花が枯れて、実がふくらんでいく
    ・50日ほどかけて、大きく赤くなっていく
    ・ヘタ近くまで赤くなると食べ頃
    ・トマトを切って種を取り出して数えてみると…
    ・トマトの種類
    ・いろんなトマトのメニュー

    〇トマトの花から実まで、同じカットで切り取っているのが面白い
     実の大きさ、早い順番ではないのね
    〇アリがうろうろ、楽しそう。アブラムシはいないみたいなので安心
    〇繊細なイラスト!

  • 細かく書き込まれた色鉛筆画。
    トマトの枝葉の毛もしっかり描かれている。
    写真とは違った美しさで、トマトがどうやって大きくなっていくか、自ら観察しているかのよう。
    熊田千佳慕に師事していたという著者は、流石の画力。
    絵の美しさと、自然の素晴らしさと、そして料理のバリエーションと。
    良質な絵本というのはこういうことを言うのだ。

    ひらがなで書かれているので、小学校低学年(字が読めるのなら幼児も)からおすすめ。
    でも、読んであげる大人と、コミニュケーションをとりながら、というのが子供にとっては楽しい時間になるのではないかな。
    一緒に本物を育ててみても。
    トマトは一般的に春蒔きなので、来年の春の楽しみに。
    50日で大きくなるそうなので、虫害や暑さなどをなんとかできればおいしいトマトが食べられるはず!

  • 突然予想もしないクイズが出される。
    「どの はなが どの トマトの みに なったか、わかりますか?」
    …わ、わからない……答えを見ても…。

    トマトの断面の白いすじは、種につながっているのは『いちご』と同じ。『いちご』と合わせて読むとまた楽しめると思う。

    種のまわりの白いゼリーは、発芽をおさえる成分が含まれているとのこと。へーっ!
    トマトの表面のつやがとてもおいしそう。

  • このシリーズの中ではハマリ度は低めだが、楽しく読んだ。

  • K
    6歳3ヶ月

    Y
    3歳11ヶ月

  • トマトが種から芽を出し育っていく様子が詳しく描かれていて楽しく勉強にもなる。

  • 8歳2ヶ月の娘に読み聞かせ

    ちょうど生活科でトマトを育てていて
    家でもベランダ菜園でミニトマトを育てていたので

    夏休みのトマト観察の補助に
    ぴったり。

    絵が繊細で美しい。

  • 図書館本。義実家でトマトの苗を植えて、収穫を待っています。花から実になるところまでのイラストがいいです。

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著者プロフィール

荒井真紀 1965年、東京都生まれ。16歳より故・熊田千佳慕氏に師事する。自然科学専門の編集プロダクション勤務を経て、フリーのイラストレーターに。自然をテーマにした雑誌や書籍の挿絵の仕事をしている。絵本に『あずき』『じゃがいも』(ともに福音館書店)『あさがお』『ひまわり』『たんぽぽ』(以上、金の星社)『チューリップ』(小学館)などがある。2017年『たんぽぽ』でブラティスラヴァ世界絵本原画展・金のりんご賞受賞。

「2020年 『まどのむこうの くだもの なあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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