- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097262350
作品紹介・あらすじ
必死に自分の「居場所」をさがしますが、どこへ行っても暖かく受け入れてもらえず苦労を重ねるあひるの姿は、作者のアンデルセンそのものでした。常に貧しい人、苦しい人の味方であった作者の最高傑作です。
感想・レビュー・書評
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K
6歳4か月
Y
4歳0か月詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
じっくり読んだのは初めてだったけど、
なんで間違ってあひるの子と混じってしまったのだろう。
特に最初は見方だったあひるのお母さんにじゃまにされるところが悲しい。
白鳥と気づいて、仲間に受け入れられてよかった。 -
久しぶりに読んだ。良かった。
ずっと環境に適応できなくていじめられてばっかりだった頃の自分を思い出す。
今はそんな被害意識を持っていないけど、一人も味方がいないままいたら、きっと死を選ぶのはそんなに不自然ではない。でもなぜ、この子は白鳥になれたのだろうか。
どこかの場所ではきっと自分も自然に活躍できる、ということの比喩だとしても。 -
2011年10月25日
装丁デザイン/平きょうこ -
いくつかあった「みにくいあひるのこ」のお話の中から、これを選んでみました。
私が子どもの頃に知っていた「みにくいあひるのこ」より詳しいバージョンのような気がします。みにくいあひるのこは、他のあひるにいじめられた、というだけではなく、雁の群れにお世話になったり、猫のいる家に住むことになったり、いろいろな苦労をして、やっと白鳥の群れにたどりつくのです。
このお話が、アンデルセンの自伝的な要素が強い話だということは、解説を読んで初めて知りました。少しナルシストっぽいとも思いますが、でも、美しいお話ですよね。
確かに、子どもの頃、「みにくいあひるのこ」でも、大人になって、白鳥のように羽ばたける人はいるのだと思います。その意味で、子どもを勇気づけるお話なのかもしれません。 -
娘が、通っているピアノ教室の先生から
「みにくいあひるの子」の話を聞いて、
読んでみたいというので図書館で借りた。
よくあるアニメチックな「名作絵本」とかと違って、
絵がきれいで、話や文章もきちんとしている。
(あのミニサイズの名作絵本は、
すごいはしょったストーリーになっていて
びっくりすることも多いけど)。
アンデルセンの原作を読んでみたくなった。