ながしまのまんげつ

  • 小学館
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本棚登録 : 34
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097266464

作品紹介・あらすじ

創作落語の名作から生まれた快作絵本!

人気落語家、林家彦いちの自伝的創作落語の名作「長島の満月」を、気鋭のクレヨン画絵本作家、加藤休ミが絵本化しました。

“なんにもないけど、なんでもある”――
街とはちがう、島のあたりまえを少年の視点で描きます。

街には流行りのものや便利なものがたくさんあります。
でも、それらが簡単に手に入らない土地では、そのかわりに(それ以上の)、そこでしか得ることができない、かけがえのないものがたくさんあります。
だれもが日々の生活をいとおしく思える、おおらかであったかい作品です。

【編集担当からのおすすめ情報】
原作「長島の満月」を知っている人も、知らない人も、だれもが楽しめる作品になりました!

文と絵を担当した加藤休ミ氏は、実際に鹿児島県の長島まで足を運んで取材しました。そこで目にした現地の濃厚な自然、人々のほがらかで力強い生活などがこの絵本の中にしっかりと息づいています。どうぞ実際に手にして、堪能してください。

感想・レビュー・書評

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  • 「なんにもないけど、なんでもある」鹿児島県の長島の話。加藤休ミさんが絵本化。街の流行に流されない生き方に共感する。力強い生き方に、イラストから感じられる人間性に、感動した。

  • [江東区図書館]

    ちょうど先日アーノルド・パーマーさんが亡くなったけれど、きっとこの本に出てくる、「傘マークで人気の洋服」はそれだよな(笑)
    鹿児島の長島、と言われてもピンとこないくらいの土地理解だし、途中これって田舎に来た、とかじゃないよな、どういう主旨の絵本だっけ?とかも頭の中をかすめたけど、どうやらあとがきからすると、単に長島での生活紹介、だけども、「あるあるブック」ならぬ「ないないブック」を目指したらしい。

    そういう意味では確かにそうなっているし、上記の傘マークの洋服とか、東京のおいしいお土産=石けん、なんてのは読んでて素直に笑えて楽しかった。古き良き、昭和を思い起こさせる、少し「がばいばあちゃん」とかも思い起こさせる本だった。

  • 寄席で この落語を 聴いてみたい♪

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著者プロフィール

1969年生まれ。鹿児島県出身。89年に初代林家木久蔵(現・木久扇)門下へ入門。
93年に二ツ目に昇進。2002年に真打昇進。現在までに数々の賞を受賞し、新作の落語も数多く手がける傍らで、海外での英語で落語会にも精力的に参加。04年、春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥らと結成した「SWA(創作話芸アソシエーション)」の活動は、後の「落語ブーム」や現在の落語会隆盛のきっかけを作る。著書に『楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側』(講談社)、自作の創作落語「熱血怪談部」を絵本化した『ねっけつ!怪談部』(画・加藤休ミ、あかね書房)、『ながしまのまんげつ』(画・加藤休ミ、小学館)がある。

「2019年 『瞠目笑 天地万象をネタにした珍笑話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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