はるとあき

  • 小学館
4.26
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本棚登録 : 544
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097268505

感想・レビュー・書評

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  • 直接会うことのない「はる」と「あき」が文通するお話。
    春と秋は、寒くも暑くもない季節で似ているような気がするけど、こうして比べると結構違っていることに気づくし、四季があるって楽しいなぁと思った。
    ひらがなで書かれた文章も絵も優しい雰囲気でとてもかわいい!
    手紙の最後に書かれる「いつか おあいできる ことを」、なんだか切なくて、しみる。

  • とても美しい世界。

  • 【母セレクト】
    春夏秋冬ではるが会ったことのないあきと
    文通をしてお互いの季節が
    どんな感じかを教え合うお話。
    この先も会うことはできないけど
    寒くもなく暑くもなく似たもの同士の2人。
    四季っていいなって改めて思いました。

  • 素晴らしい本です。

    • yutakochiさん
      あけぼしさん、こんばんは(^^)

      あけぼしさんの「素晴らしい本です」という一言の力に惹かれて、この絵本を読みました。
      優しくて、寂しくて、...
      あけぼしさん、こんばんは(^^)

      あけぼしさんの「素晴らしい本です」という一言の力に惹かれて、この絵本を読みました。
      優しくて、寂しくて、本当に素敵な絵本でした。

      あけぼしさんのおかげで、2021年の最後に良い絵本と出会えました。
      ご紹介いただき、本当にありがとうございました!
      2022/01/03
    • あけぼしさん
      こんばんは

      わたしの拙い感想で感謝の言葉をいただけるなんて思いもしませんでした。

      今年も良い作品に出会いたいですね!
      こんばんは

      わたしの拙い感想で感謝の言葉をいただけるなんて思いもしませんでした。

      今年も良い作品に出会いたいですね!
      2022/01/04
    • yutakochiさん
      そうですね、今年もお互いにたくさんの良書に出会えますように(^-^)

      いつも本棚素敵だな~と思いながら覗かせていただいてます。

      お返事あ...
      そうですね、今年もお互いにたくさんの良書に出会えますように(^-^)

      いつも本棚素敵だな~と思いながら覗かせていただいてます。

      お返事ありがとうございました!
      2022/01/05
  • 四季を擬人化した絵本。
    はるは、あきに会うことはできません。
    なつを介して、あきに手紙を出し、手紙を受け取ったあきは、ふゆを介して、はるに返事を出します。
    そして、はるとあきの文通が始まります。
    あきが見ることのない春の風景、はるが見ることのない冬の光景が、手紙の中で美しく描かれます。
    かわいくて、きれいなお話でした。

  • 季節の巡りってリレーのチームのようなものですね。直接会えない「はる」と「あき」がお便りを送り合い、直接見ることのない風物を教え合う、微笑ましいお話です。春も秋もどちらも素敵だから、古典文学にも「春秋のどちらがいいか?」というネタが盛り上がっていました。
    あと、手紙を預かりちゃんと渡してくれる陽キャの「なつ」とクールな「ふゆ」も素敵なチームメイト(?)ですね。

  • 「はる」は「あき」に会ったことがない。
    どんな子なんだろうと手紙を書いてみることにした。
    「なつ」と「ふゆ」を介して「はる」と「あき」の文通が続くうち、
    お互い似たもの同士であることに気付く。


    温かく優しい色調の絵に、ほんわか優しい物語。
    声に出して読んでみると最終ページで自動的に涙が出そうになる。
    なんだろうこの「僕の心の柔らかい場所を締め付ける」(©スガシカオ)感じ。

    小さい子にも伝わる物語だと思うが、
    これは大人にも大人になったからこそ沁みる何かがある
    そんな絵本だと思う。

  • 決して出会うことができない"はる(春)"と"あき(秋)"の手紙のやり取りを描いた物語。心温まる絵本でした。

  • 春は冬にも夏にも会えるのに、決して会うことの出来ない秋に手紙を書きます、春と秋の文通が始まって、季節感と思いやりと柔らかい絵がマッチしています。夏と冬との会話も楽しい。

  • 読み聞かせで初めて出会って以来、
    一番のお気に入りの絵本です。

    出会うことができないはるとあき。
    お互いの手紙や
    なつとふゆの言葉から
    相手の姿を想像します。
    2人はよく似ていて、
    同じものを、全く別の視点で見ているらしい。
    そこが、娘とその友達の姿に重なりました。

    季節がはっきりしている日本らしさもよくて、
    娘とそのお友達の2人にこの本を贈りました。
    海外に行ってしまうお友達がこの本を読むときに、
    日本や娘のことを思い出してくれるといいな。

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著者プロフィール

斉藤倫 詩人。『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)で、第48回児童文学者協会新人賞、第64回小学館児童出版文化賞を受賞。おもな作品に『せなか町から、ずっと』『クリスマスがちかづくと』『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』『さいごのゆうれい』(以上福音館書店)、『レディオワン』(光村図書)、『あしたもオカピ』(偕成社)、『新月の子どもたち』(ブロンズ新社)』絵本『とうだい』(絵 小池アミイゴ/福音館書店)、うきまるとの共作で『はるとあき』(絵 吉田尚令/小学館)、『のせのせ せーの!』(絵 くのまり/ブロンズ新社)などがある。

「2022年 『私立探検家学園2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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