- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251322
作品紹介・あらすじ
ゲームファンから「神」と崇められ、「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾が、初めて熱い想いを語る。
ウメハラ渾身の作である本書は、ゲームの攻略本ではなく、人生の攻略本である。
感想・レビュー・書評
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日本人初のプロゲーマー梅原大吾が得た勝ち続けるためのノウハウが書かれている。勝ち負けのある競技だけでなく、人として成長するために必要なことが余す所なく書かれている。梅原大吾だからできたこともあるかもしれないが、必ず何か得ることができると思う。迷える若者が手に取るべき本。
・目前の敵に集中する
・変化なくして成長なし
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プロゲーマーという職業を切り拓いた、梅原大吾さんの著作。今なお格闘ゲーム界の頂点として君臨している。配信者としても活動しており、今年は新作(ストリートファイター6)がリリースされたためか、コラボ配信などでも見かけることも多かった。
ちょっとした雑談から滲み出る知性や、確固たる勝負哲学に惹かれ、手に取った。
荒削りな文章ではあるが、背後に魂を感じた。どんな分野であれ、何かを突き詰めた人の言動は美しい。
「勝つ」ための思考と「勝ち続ける」ための思考は、似ているようで違う。そのことに気づかせてくれた一冊。
楽しむ心を忘れることなく、来年も頑張りたい。 -
圧倒的な努力は裏切らない
運やセンスに目がいきがちになるが
地道にひとつのことを頑張れることも、才能のひとつだと思う
私も頑張ろう!
ちなみに格ゲーはスーパーファミコン止まり。
ストIIは、死ぬほど弱かった…。すぐ嫌になったけど練習してたら違ったのかな -
いわゆる自己啓発書のような類の本をそれほど読んできたわけではないが、「タメになった」という意味では本書がダントツ1位。
今の自分の仕事にも通ずる考えが多く、特に印象に残ったのは、
・取り組む姿勢はたとえシステムが一変しても影響がない
・時間はかかっても安易な近道をせず、すべてを試しながら遠回りしたほうが強くなれる
・浮かれず落ち込まず、日々淡々とルーティンをこなす
・大会での勝利ではなく、日々の練習のなかの発見や成長にこそ喜びがある -
いわゆる啓発本。
著者のプロ格闘ゲーマーの頂点に君臨し続けるために必要な努力、思考などを自らの経験をもとに著している。
「継続可能な努力」や「人とは違う自分なりのやり方で」など一般的な自己鍛錬を著者はこうして成功した、と説得力を持たせている。
確かに大切なことではあるのだが、いかんせん著者が職業作家ではないために文書が読みにくかったり、中身もどうしてもありきたいなものになってしまっている印象。 -
世界一になった人間の言葉、考え方。きっとアスリートと大きな差はないんだと思う。けど、そういった本を読んだことがないので、そこは私にはわからない。しかし、ゲームという遊びとし扱われてしまうようなものだからこその苦悩もあり、内向的な人たちにも届くものになってるじゃないかな、と思う。
勝てない人間には勝ちつづけるための努力なんて発想はでてこないだろうけども、あらかじめ勝ち続けるための努力をすることで、勝てる頃には他に追随を許さない本物の強さを身につけることができているんだろう。正しいと思う道を迷いながらも信じて、間違いだったらやりなおせばいい。このスタイルで進みたい。 -
勝負事に対して徹底的にやる、ゲームへの思い入れ、どう自分を成長させていくかで非常に参考になる本であった。自らをどうコントロールさせるのか、自分にとっての特別な何かを見つけよ、とことん追求し死ぬ気で戦い抜け、誰に見せても恥ずかしくない努力をせよ、自分自身の力で勝て、変化無くして成長なし、日々の成長・継続に喜びを感じろ、自分に学ぼうと意欲ある限り学びを得られる、等見習うべきところは多いと思う。
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その道の一流になる方法を再認識することができました.本書を読むまで,プロゲーマーというのはどういう存在かを深く知りませんでした.この本を通じて筆者がプロゲーマーになった過程を知り,ゲームの世界もプロになるには並外れた努力が必要なんだと理解することができました.私自身も現在の仕事のプロになれるように人一倍努力しよう,そう改めて思うことができました.
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たしかにこの勝負哲学はゲームだけにとどまらない。
将棋の勝負哲学とはかなり通じると思った。
1人でたたかう覚悟が必要な全ての人におすすめ。 -
ゲームの世界のことはあまり詳しくなく、著者の梅原さんのことも知らず・・・人の紹介から手にした本。
でしたがタメになる内容ばかりで生きていく上での毎日の心の持ち方、根本的な努力の在り方、ゲームの世界のみならず様々な分野の方たちにも共通する本だと思います。
また少ししたら読み返そうと思う本です。
読了日 2020/12/28