勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 616
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251810

作品紹介・あらすじ

勝ち続けるためにウメハラが考えてきたこと

17歳で世界大会に優勝し、「世界で最も長く賞金を稼ぎ続けているプロ・ゲーマー」としてギネスにも認定されている著者が、「勝負」についての考え方を余すところなく綴る。
「勝ち続けることと単発の勝ちはどう違うのか」
「どうして僕は勝ち続けられるのか。そして読者がそれぞれの世界で勝ち続けるにはどうすればいいのか」。
日々成長を続け、変化し続けることで「勝ち続ける自分」を築き上げてきた「世界のウメハラ」。本書には、前作『勝ち続ける意志力』刊行後も成長を続け、さらにブラッシュアップされた著者の「実践的勝負哲学」が凝縮されている。

【編集担当からのおすすめ情報】
前作『勝ち続ける意志力』刊行後も、著者はその信念の通り、変化し続け、成長し続けています。勝負に対する考え方もより深く、研ぎ澄まされてきました。その梅原さんが今回は、前作よりさらに実践的な「正しい勝ち方」を語り尽くしています。

感想・レビュー・書評

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  •  プロ格闘ゲーマー、ウメハラが語る勝負論。

     彼の言う勝ち続けるというのは無敗であるという意味ではなく、成長し続けるということである。格闘ゲームの専門的な部分は一切語らず、どんな分野においても通じる成長を目指すマインドについて書かれている。
     ゲーマーというのは他の職業と違って既に仕事として確立していたわけではない。ウメハラも雀士を目指したり介護の仕事をしたりと紆余曲折を経て、スポンサーを得てのプロゲーマーになるのだが、こういった遠回りが彼に深みを与えていることがこの本を読むとよく分かる。

     小中学生に読んでもらいたい一冊。これを読んだ子どもが今はない新しい仕事をつくるかもしれない。

  • ゲームをしない人にもお勧めしたい良本。
    素直な梅原さんの言葉が綴られていてとても良かった。

  • 勝ち続けることは、成長し続けること。

  • 日本屈指と言われる格闘ゲームのプロプレイヤーである梅原大吾氏による勝負論。自分の成長にフォーカスしている限り安定した心持ちで勝負でき、目先の勝ち負けに拘らない達観した精神に至るという。何かに打ち込める対象を得られた人は素晴らしいと思う。振り返り見てそのような人生の打ち込み方が出来ていたか自分としては自信がない。

  • プロゲーマーの頭の中を覗ける書。勝ち続けるためには技術ではなく思考が大切であると気づかせてくれる本。
    全てのジャンルの勝ち続けたい人が読むべき良書。哲学書。

  • 自分の体験から得た知見。押し売りされた言葉じゃなくて、深味がある。紙の本で読み直したい!

  • 世界屈指のe-Sportsプレーヤーの梅原大吾の勝負についての持論が述べられた一冊.

    この本のキーワードは"成長できるか"である.成長ができるように日々研鑽することで長い目で見た勝負に勝てると語られている.そのため,本を読む前に考えるであろう瞬間瞬間の勝負について一喜一憂しない,それが成長の糧になるように気持ちを安定させ,練習を積むことが大事というスタンスであった.

    第一線で活躍されているからこそ,成長し続けることが重要なのだと気づけた.そのために変化を拒まないということも意識してトライする価値があるなと思った.そして基礎を疎かにしない.研究する姿勢で取り組むことが大切であるとわかった.プロとは何なのかを知れた一冊であった.

    1章:なぜ勝ち続けることが大切なのか?
    2章:勝ち続ける自分を設定する
    3章:勝ち続ける基礎を固める
    4章:勝ち続ける知識と思考
    5章:勝ち続けるメンタルの構築法

  • 何度も読み返したい。良書。
    勝ち負けよりも、自分が成長できていることを実感できていることが重要。

    • でんとさん
      何度も読み返したい
      勝ち負けよりも自分の成長が実感できていることが重要。
      何度も読み返したい
      勝ち負けよりも自分の成長が実感できていることが重要。
      2020/04/05
  • 日本初のプロゲーマーが書く勝負論。
    勝つということは何なのか。
    勝つだけでなく勝ち続けなければ意味がない。
    目先の勝負に勝つことが、勝つということではなく成長し続けるということ、それこそが勝ち続けるということなのだ。

    勝つということにこだわりすぎると大切なことを見失う。
    しかしながら、そこのバランスが大切なのだ。

    不器用だからこそ分解して、できるところまで自分のできるところまでしっかりと分解して基礎を固める。
    分解して基礎をしっかりと固めることで、応用がきくようになる。
    そこが固まっていないと、決して応用はきかない。
    そしてそれは自分が不器用だからこそできることで、はじめから出来ていた人間には基礎固めなんてことはできなかったということ。


    この本、かなり良書だった。
    文体は冷静なのに、内容は熱量が多くてかなり読む価値ある。

  • 自分にとって、何が「勝ち」なのか。「成長」するためにはどうすれば良いか。と、考えながら読みました。

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著者プロフィール

日本人で初めて“プロ・格闘ゲーマー”という職種を築いたパイオニア的存在。1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。2010年4月、アメリカの企業とプロ契約を締結する。

「2018年 『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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