- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098501854
作品紹介・あらすじ
仮想戦後活劇、同志諸君待望の第2巻!
作品の舞台は、第二次大戦で本土戦の後に敗戦を迎えた日本。
連合国による分割統治の後、この国は二分され
日本人民共和国(東日本国)と日本国として独立。
それぞれが東西陣営に属する国家となり、
列島には鉄のカーテンがおろされる。
二国の国境には強固な壁が築かれ
東京は、国境の街となった。
1962年の東トウキョウ。
19歳の杉浦エミーリャは、十月革命駅(旧・上野駅)の
人民食堂の給仕係という表の顔と、
東から西へと人々を逃がす脱出請負人という裏の顔を持つ女性。
壁の東側で、エミーリャは様々な人と交錯する。
パリの芸術に憧れる民警の似顔絵師。
敵性スポーツとして禁じられた
野球の傍で生きたいと願う元選手。
西から東へと亡命してきたイギリス人工作員。
偵察任務中に東側に不時着したアメリカ人パイロット。
そして彼の暗殺を狙う、死んだはずのエミーリャの兄!!?
可能性としての東京を描く仮想戦後活劇、
全人民待望の第2巻!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『カレチ』『甲組の徹』など、鉄道を主題とした緻密な設定・検証劇に、
『シャーロッキアン!』に代表される推理ヒューマンドラマの
エッセンスを掛け合わせた、池田邦彦先生が挑む新境地!
『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ジャッカルの日』『鷲は舞い降りた』
『針の眼』などのエスピオナージュに冒険小説、
『第三の男』や『ブリッジ・オブ・スパイ』『レッドブル』
ルパン三世シリーズなどの映像作品、
『ゴルゴ13』や『MASTERキートン』などの漫画作品、
これら名作のタイトルにピンと来た方には
是非読んでいただきたい作品になっております。
監修協力を務める津久田重吾氏の確かな知識のサポートを受け、
リアリティもSF的空想も詰め込んだ、娯楽大作です!
感想・レビュー・書評
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エミーリャが手掛ける脱出劇は手に汗握るアクションに解像度の高い人生ドラマとほんのチョッピリのセクシーが添えられた、まさに上質な’国外脱出エンターテイメント’!
エミーリャの’昼食芸’にも益々磨きがかかった2巻も大変面白うございました。
映画『スピード』を彷彿とさせる(というかほぼそのまんまな)〈第8話 暴走エレクトリーチカ〉はややスピンオフ的な話ながら、アクション度はMAXで面白かったしオチもとってもオシャレ。
前後編構成の〈第9話・10話 勇者は還らず〉はエミーリャの兄に関わってくる話だけに、1巻を読まれた方には「え?だって確か…」と訝る向きもあるだろうが、エミーリャの年相応の少女らしさと覚悟と決別を垣間見られる良エピソード。
が、〈第6話 地下水道の花〉が何と言っても大変良かった。依頼人の木梨マサルが土壇場で見せつけた気概に胸熱。美しく静謐で優しいラストが印象深い。いえいえ、エミーリャのおっぱいが見られるとか、邪な他意はありませんぜ。
カバー下ピンナップ絵は’東欧・小麦畑で働くエミーリャ’のイメージ図、だろうか?いいですね。
ガサガサした感じの紙質?印刷?も雰囲気があって良い感じ。
1刷
2022.11.13詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第2巻になりました。いやー、へたなんです。ヘタウマというわけじゃなく、へたです。だんだん疲れてきました。まあ、そこが面白いのですが。
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おにーちゃんのクローンとはびっくり!
こんなに早く出てくるとはね。
もう少しこの話はあとの方が良かったんじゃない?
ともかく、面白いです。引き込まれます。 -
鉄道色が出てきましたな。
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面白い