- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098600090
作品紹介・あらすじ
進撃のサイコホラーグルメギャグ最新刊!
いい魚のもとにも
悪い魚のもとにも
静かに姫は来る。
みんなのもとに来る――
善悪の彼岸を飛び越え
食欲解放者へと変貌を遂げた
"友食い"絶対王女・エラ姫に
贖罪の日は訪れるのか・・・!!?
【編集担当からのおすすめ情報】
ニコニコ静画にて毎話、異常なコメント数を叩き出す
膨大なパロディーとブラックジョークに埋め尽くされた
天才ギャグマンガ、暴飲暴食の最新刊登場!
感想・レビュー・書評
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人魚姫のお友達弔い海鮮三昧コメディ第四巻。
本巻のネタは、ホッケ、ブリ、ヒラメ、タイ2nd、サメ、ボラ。
料理長レミの過去も明らかになる本巻、エラ姫の猟奇っぷりにますます拍車がかかって、全体に話が弱めなのに対しブラック描写がちょっと効きすぎかな。そんな中、サンゴと暇田のほほえましい恋路が癒し。
ラスト、一枚の写真を手に、エラ姫と先生の過去に何か因縁が?で次巻引き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素直に認めよう・・・・・・鳥肌が立った、と
ヒロインは人魚で、登場するキャラも魚類ばかりだけど、目から鱗は落ちず、鳥肌が立った
ミスタと違って、私はあんまり気にしないようにしている性質だが、いつもより怖いな、と感じたのは、やはり、(4)って巻数も関係しているんだろうか
魚らは死に、エラはその死の生む旨味で幸せになっている・・・カオスだ
美人が魚を食す、ただ、それだけなら普通で、漫画のテーマとしても、今イチ、パッとしないけれど、ヒロインが人魚ってだけで、ここまでの衝撃が発生する。改めて、野田先生と若松先生は、よく、こんなぶっ飛んだ漫画を思いついたな、と感服した
自分を慕ってくれる仲間を食べる事に罪悪感は抱きながらも、忍耐力など、全く働かないエラ。むしろ、食べれば食べるほどに、美味しさの虜になっていき、彼女はますます、この渦から逃れる事が出来なくなっている
今のところ、人間に釣られ、食材となった友達を食べているだけだが、今に、食欲に屈して、自らの手を汚すとこまで行っちゃわないか、不安がない、と言ったら嘘になる
これまでの彼女の暴走を見ていると、ありえそうなんだよな・・・・・・しかし、その一線を踏み越えちゃったら、作品のジャンルが変わっちまう気がする
まぁ、ぶっちゃけ、既に“魚食”漫画じゃなくて、「ギョッ、ショック」漫画になっているんだが
他のキャラ達、特にサンゴと暇田さんの仲がイイ感じになっているのに、エラは、ただただ、食欲のみで、自分を成長させる人付き合いもしない。ある意味、自分があるな、うん
次巻で、エラがどの友達の味に涙を流し、笑顔になるのか、楽しみだ
また、この(4)で登場している乙姫が、今度、どんな絡み方をしてくるのか、そこにも注目しておきたい
あと、ギリギリすぎるパロディにも期待している。この(4)でも、相当に攻めたネタが多いが、これくらいで満足する両先生じゃあるまい。担当編集さんは胃が痛くなるだろうけど、私ら読み手のために、ぜひ、通してほしい
どの回も、本当の悪を思い知る内容だが、個人的に、強烈だ、と感じたのは、第23話
この回では、エラがどれほどの罪を魚知れずに重ねてきているのか、改心したマダム鰹子と、同族喰いの罪を負っているシャーク・ザ・リッパーの反応で解かる
人間は何度でもやりなおす事が出来る。ただ、エラは人魚だからな、もう、手遅れで、足を洗う事は出来ないかもな、同族喰いから
海の中で、捕食者の頂点に立つのは、常闇の胃を持ってしまった人魚卑女・エラなのだろう
この台詞を引用に選んだのは、暇田さん、頑張れ、と応援したくなったので
ちょっとばかり、アウトな使い方のような気もするが、少なくとも、私のハートを揺らしたのだ、勘弁してあげて欲しい
敗北を糧に出来てこそ、真の強さは男の中に構築されていくのだ
誕生日を一人で過ごす、想像しただけで恐怖で震えてしまう。しかし、必死に受け入れようとするだけ、暇田さんは根性があるんだよ