サターンリターン (2) (ビッグコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098604876

作品紹介・あらすじ

一気に破綻する夫婦関係。

『先生の白い嘘』鳥飼茜、真骨頂。

小説家・加治理津子(かじりつこ)。
学生時代の男友達・アオイが夢に現れ、
理津子に問いかけた。

「それ ほんとうに お前の人生?」

電話の着信で目が覚めた理津子は、
アオイが自殺したことを知らされる。

かつて最も心を許した友人を死をきっかけに、
理津子の生活が揺らぎ始める。

見せかけの夫婦関係、書けない小説、取り返しのつかない喪失体験…
綻びは、一気に破綻する。

あなたは喪失に耐えられますか?

【編集担当からのおすすめ情報】
『先生の白い嘘』など時代を抉る問題作を描き続けてきた鳥飼茜氏が、
次なるテーマに選んだのは「死」と「喪失」。

自死した友人の謎を主人公が追う物語の中で、
いびつなセックス、男女の性差、母性、不倫、下流社会…など、
鳥飼氏の目に映る現代社会が切り取られ、反映されながら、
ひとりの女性の喪失の人生に迫ります。

今読むべき、様々な「喪失」を描いた問題作です。

感想・レビュー・書評

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  • (小説で)命を救うどころか殺すしかないなんて笑える。
    そんな告白を聞いてボロボロ泣いてくれる人がいるのは、救いになったのではないのか。
    野田さんも飲み会を東大出だから免除、と自らネタにして断れる強さを得ている。

    光に満ちて全てがうまくいくかのように一瞬でも思えたのに
    子供の死という闇にあれほど命懸けで書いていた原稿を燃やしてしまう姿に言葉も無い。

    自分の人生を生きる。
    『面白いくらい自分のことしか見えてない』のは
    自分の人生を生きていることにならないのだろうか。
    子供を産んで自分をなくせば楽だと、そうやって自分のところに引き留めようとする旦那は怖すぎる。
    だが、聞かなかったことにして立ち去る理津子も凄い。

  • 自分の知ってるアオイが自分の知ってるのと違う像を持ってる、ってなって揺らぐ感じはわかるなーと
    死んで固定化されたと思ったら、動揺はなおさら

  • 鳥飼茜さんの作品『サターンリターン』の2巻を読了。

  • 1巻で止めるつもりたっだけど、気になり読んでみた。引き続きどす黒い。

  • 劇薬のようなミステリ、核心に迫りつつある緊張感で夜魘されそう。

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著者プロフィール

1981年生まれ、漫画家。2004年デビュー。主な作品に、『先生の白い嘘』(講談社)、『地獄のガールフレンド』(祥伝社)など。「ダ・ヴィンチ」で『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』、「週刊SPA!」で『ロマンス暴風域』を連載中。ツイッターはこちら→@torikaiakane

「2018年 『漫画みたいな恋ください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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