- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101018133
感想・レビュー・書評
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70点!
少し特殊な内容だった。病院で出会った老婆がどんどん若返り…。これは、さくらんぼシンドロームじゃないか!もしくはベンジャミンバトン!!それにしても、やりすぎでしょ~(・_・;)5歳くらいの子供になってまで…。この本のテーマはなんだろう?さらっと読めるのに、読み込めば色んな解釈ができそうな奥深さを感じた。いろんな詩を読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山田太一は言語で人間の実験をしてるらしい
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これだけ荒唐無稽な話が好きだ。
本書の主人公田浦は中年という人生の折り返し地点にたって、はじめて本当に愛すべき女性に出会う。
山田太一氏といえば数々の名作があるが、
私がこの本に出会ったのは、偶然・・・
新潮社の本は独特の紙触りと質感が好きで、それだけでもひいきにしていた時期がありました。
この本を手にとったのは、題名に惹かれたことがすべてです。
題名の意味がよくわからない。。
そこが山田太一氏の作品との出会いでした。
主人公の男性、田浦は、中年の男性、右足の骨折で入院した病院で衝立越しに1人の女性と出会う。
しばらくして、その彼女と再会をするが、彼女には驚くべき変化が・・・
精神的にではなく、肉体的に、外形的にどんどん若くなっていく・・
男性は、もちろん、年を重ねていくことになる。。
女性は、最終的には子供と言っていいところまで行く。
しかし、2人は愛し合っているため、そんなことにひるんでいない。
2人の関係は読んでいての日現実感をあまり感じず、何とも読後感がいい。
そしてラストのシーンは、何とも切なく、何とも暖かく・・・
今まで体験したことのない小説の世界観が私は好きな作品です。
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2018.6.25-147
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2018年3月11日読了。
2018年60冊目。 -
山田太一(シナリオライター)の名前と不思議な題にひかれて購入。しかし・・・。
面白くないわけでは有りません。読んでる最中は結構入り込めるのです。最後に幼児に帰った女性が一人で去っていくラストシーンもなかなかです。しかし、読後は・・・
結局著者が何を言いたかったのか、どうも理解できません。
やはり、私は愛の物語と言うのは苦手なようです。
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どんどん若返っていく相手と体を重ねるという背徳。
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病院で偶然隣に居合わせた女性、彼女がどんどん若返り、性にものめりこんでいく中年男性。ストーリーも面白く、一気に引き込まれる。さすが山田太一さん。タイトルは知っていたから、ドラマか映画になったこともあるのかと思う。
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山田太一ファンタジー三部作の初作品らしい。タイトルがラノベっぽいと思ったら、中身も昭和ラノベ。設定は当時にしては斬新だったのかもしれない。若返っていく愛人に対する中年男のエロスはよくわかった。