天誅の剣 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101031811

作品紹介・あらすじ

幕末師走。長州藩の志士山尾庸三と伊藤俊輔は、夜の九段坂で暗殺を決行した。義挙と信じていたが、改革派の村田蔵六から厳しく叱責される。翌年、二人は村田の助力で仲間と密航、ロンドンでその先進性に驚愕した! だが帰国してみると、世は守旧の激徒が暗躍し、村田の身にも危機が――。時は流れ、ハルビン駅頭。韓国併合に反対の伊藤が、凶弾に斃れる。〈天誅〉を主題に描く渾身の歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤博文の塙次郎暗殺に始まり
    安重根の伊藤暗殺で終わる。
    いずれも天誅という名目の単純な殺しだ。
    いかようにお題目を唱えようと殺しは殺し。
    暗殺で時代をけることはできない。
    ただ、歴史を早めたり遅らせたりすることはある。
    歴史の中でこの愚かな行為がなくならないのはなぜでしょう?

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著者プロフィール

1939年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒。63年産経新聞に入社し、大阪本社編集局社会部長、同編集長、東京本社論説委員長を歴任。92年『ソウルに消ゆ』(筆名・有沢創司)で第5回日本推理サスペンス大賞受賞。古代史を体系的に描いた「古代からの伝言」シリーズで話題になる。

「2010年 『青雲の大和 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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