ドイツものしり紀行 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.47
  • (6)
  • (11)
  • (29)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 196
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101043258

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • はじめてのドイツ旅行に際し、ドイツにまつわる本を探していて出会いました。ガイドブックを深く掘り下げてあり、普通おおざっぱに書かれている各都市の見どころが目に浮かぶような分かりやすさで一段と旅心を煽ってくれます。

    著者のご年齢からすると古い資料なのかな?と思っていたけれど、解説豊富で読みやすい文面です。ドイツに行くときには、ガイドブック+α携帯し、もう一度楽しみたいと思います。

  • 読書録「ドイツものしり紀行」3

    著者 紅山雪夫
    出版 新潮社

    p129より引用
    “ 確かに、王の日常生活は異常というほか
    なくなっていた。ミュンヘンにはまったく寄
    りつかず、アルプス山麓地方にばかりいて、
    昼間は眠り、日没頃に起きて入浴し、真夜中
    に昼食を取る。(中略)
     そんな不自然な生活がたたって、若い時の
    颯爽たる姿はどこへやら、まだ四〇歳そこそ
    こだというのに醜く太り、歯は抜け落ちて言
    語不明瞭で、以前にも増して人前に出るのを
    嫌うようになっていた。”

    目次より抜粋引用
    “ロマンチック街道を行く
     ミュンヘンとドイツ・アルプス街道
     フランクフルトからライン河谷へ
     ハイデルベルクと古城街道”

     旅行作家である著者による、歴史的背景の
    解説を主とした、ドイツ観光案内。
    他社刊行作「新版ドイツの城と街道」文庫版。
     団体旅行で行くような有名なところから歴
    史を自分で体感したいマニアが行きそうなと
    ころまで、旅の達人ならではのような豆知識
    と共に記されています。

     上記の引用は、ノイシュヴァンシュタイン
    城主・ルートヴィヒ二世についての一節。
    本人は狂ってしまえば楽なのでしょうが、周
    囲はたまったものではありませんね。
     三十年以上前の情報なので、今観光案内と
    して使えるかどうかは微妙かも。古城や遺跡
    は変わらずに存在していても、見学できるか
    どうか下調べは必要になってくるのではない
    でしょうか。

    ーーーーー

  • ドイツ南部を中心に街道沿いの町を紹介してくれる本。まえがきにもあるが、ガイドブック+αとして活用するのがいいだろう。

    読んでいるとやはりドイツに行きたくなってくるし、書いてある知識を携えて旅行するのと素通りするのでは旅の楽しさは大きく違ってくるだろうと思う。

    教会建築や都市設計にかんするトリビア、歴史的背景に関する説明も豊富であり、非常に面白い本だった。旅行の予定はないにしても、ドイツに興味のある人にはおすすめ。

  • ドイツに行く前に読むべきか、行った後に読むべきか、それが問題。
    というよりこれらの雑知識が身についていれば、楽しいんでしょうな、人生なるものは。

  • 情報量が多くて充実している。旅の前に読むより、旅の途中や後に読む方がイメージしやすく、より楽しめそう。

  • この本を持ってドイツ旅行しました。何箇所か回ったので、移動中に次の行き先の章を読むといった感じで。普通に行っただけではわからない歴史や観光ポイントなど知ることが出来てとても良かったです。ガイド付き旅行した気分になりました。

  • ほしい。

  • ドイツ旅行に行くのでその参考にした。
    フランクフルトのあたりが個人的によかった。歴史背景がよく分かり、それぞれの街ごとの魅力が詰まっていた。ただ観光するだけではその街に行っても、もったいないと思う。

  • ガイド付きで旅行したからあんまり必要なかったが、一人旅なら移動中に読めるので良い。逆に、一度言ったことのある人が、思い出すために読むのもおすすめ。

  • 下のイタリア本と以下同文。ドイツへ行ったらぜひとも広場探しをしてみたい。ゲーテのおうちへ行ってみたい・・と思える一冊です。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ヨーロッパ各地の世界遺産を含む城や城郭都市から、日本城郭協会が100名城を選定。歴史・人物、構造、見所まで盛り込んだ決定版。

「2011年 『図説 ヨーロッパ100名城 公式ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

紅山雪夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×