潮騒 (新潮文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050072

感想・レビュー・書評

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  • 初、三島作品。
    純粋、誠実、熱心、懸命、
    色んな意味を感じる。

    いつの時代になっても
    必要なもの。

    島の外で経験したことが、
    自身を成長させ
    島のありがたみを感じるようになる。

    幸せは誰かが運んでくれるものではなく、
    自分でつかみてるもの
    その事に気づいた人を
    大人と呼ぶのかもしれない。

  • 近代文学は
    毎年色々な装丁が楽しい。

    潮騒の世界観にピッタリな
    ターコイズブルーの装丁。

    本屋で見かけて小躍りしました。

    何度も読んでる小説だけど
    ステキな装丁で読むと気分がイイ。

    美しい文章で読む
    美しい恋愛ストーリー

    この本を片手に
    伊勢を旅したいと思います。

    #読了

  • 面白かった。200ページないくらいでとても読みやすいので、一度は読んでみるべきです。

  • 島の情景、海女さん、漁師の姿がありありと思い浮かび、そこで繰り広げられる超絶どストレートな純愛小説に、逆に良い驚きを感じてしまいました。新治、良い男だぜ。
    恥ずかしながら三島由紀夫作品を初めて読みました。割腹自殺のイメージが強すぎて、どんな激しい作品を書く人なんだろうとドキドキして読んだので、驚き100倍。他の作品を読むのが楽しみです。

  • あら美しい。初三島作品。綺麗すぎやしませんか

  • 舞台は鳥羽市神島(歌島)
    成人した男は海へゆき、女は島を離れるか海女になるかという、隔離された小さな島の生活が凄く伝わった。
    自然と海の大きな力、島民との生活が若い2人の純愛に広がりをもたせてるよう感じました。潮騒といって浮かぶのは、あの火を飛び越える場面。で、どんな話だった、と本棚から引っ張り出してきました。
    難しい語彙もありましたが、日本語が美しく描かれ、風景が浮かびました。初々しくてときどき生々しい。
    改めて読めてよかった。名作すぎて、疎い自分には何も書くことができません。

  • 純愛青春神話
    伊勢の絶景が浮かび上がってくる

  • 初めて三島由紀夫を読んだけれど、こんなにピュアで美しくて綺麗な物語を書く人なんだ!と思ったら潮騒はかなり異例みたいですね。笑
    解説にもあるようにまさにユートピアの物語、神話の世界、美しさが溢れていて大好きな一冊になりました。川端康成的な側面もあって悲恋になるのでは、とドキドキするところもあったけれどあくまで真っ直ぐ真っ直ぐに道が切り開かれていってほんとうに心地よく最後まで読み終えることができる。
    いつか歌島の舞台になった神島へ行ってみたくてたまらない。

  • 昔版『真夏の●ンデレラ』(絶賛放送中w)

    もしくは昔版、月9(同じやん)

    聖地巡礼したくなる。

  • ド直球な青春恋愛ものを、いささか本州から隔絶された九州の島を舞台に三島由紀夫の美文で描かれたら・・・、そら面白いに決まっているわ! 
    登場人物のキャラクターやちょっとした些細な生活の描写が上手い。そして読者を飽きさせない引きのある展開を随所に織り込んでくるテレビドラマのような構成。
    ヒロイン初江がいわゆる「純粋な女の子」のように見えて、しっかりと島の政治を利用するなど多角的な人物の側面も捉えていてとても良い。

    『悪意は、善意ほど遠路を行く事はできない』と作中で言っていたが、これは至言だなと思う。

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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