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- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101122113
感想・レビュー・書評
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小説は、延吉捕虜収容所での生活がメイン、軍人では無かったが技術者であったためラジオを直す仕事が主であったようで、およそ過酷な強制労働は体験していないが、それ相応の苦しくて辛い体験をしているのです。
この小説を他人事のように読まないと辛くて泣けてくる、感情移入すると読めません。
『栄養失調は伝染病ではないけれど、伝染病のようなかたちで、蔓延していった。死者は毎朝何名か出た。その死者を運んでいった男が翌日にはもう動かなくなっていた』・・・。でも目を背けてはいけないと思い最後まで読みました。
およそ先人たちの辛苦を経験した事が無く、ぬくぬくと育ってきた我々世代こそが語り継いで、今を生きる継承者がより良い時代を造る責任があるのではないかと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示