マンボウ周遊券 (新潮文庫 き 4-21)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131214

感想・レビュー・書評

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  • シカゴから成田へ向かうANA11便の機内で読了。
    この本のタイトルは「周遊券」なのに「周遊記」とかいてしまい「周勇気」などというへんてこな漢字変換に悩まされたりする。
    まづブクログとか読書メタで探すときに一回。
    そして読み終わってこうやっていそいそと飛行機の機内で感想らしきものを書いたりするときにもう一回。

    それにしても今朝はあせった。朝5時にはホテルへ呼んだタクシーでナシュビル空港へ出発するつもりであったのに,ケータイの目覚ましが鳴ったのは,なんと6時。(前夜4時半にはセットしたのだけれど,これわ曜日設定をミスっていて鳴らなかった。で鳴ったのは月~金にセットしている通常の仕事の起床時間の6:00・・・)
    わたしは,ナシュビル空港7:00発のUnited Airlines便でシカゴへ移動するeチケットを持っていた。
    その便で行ってシカゴでのトランジト時間はおよそ2時間。
    ああぁ,あの大きな空港では予定していたNH11便にはたぶんもう間に合わないだろう。

    しかしどうしても翌々日の東京での会議に出席しなければならないので,もう今日中に日本へ出発する便ならUS空軍の飛行機でも乗るぞ・・・とまでは思わなかったが,どこの航空会社でもいいや,と決心してあらためて呼んだタクシで6時半にホテルを出発。

    そしてナシュビル空港UAのカウターで「ミスドフライト・・・」などとドナツ屋さんみたいな下手糞英語で説明すると,相手の黒人おねぇさんは少しもあわてずに,しばしキボードをたたいてからすっとチケットを渡してくれた。
    なんと7:50発でUAのシカゴ行き次便があって,それで行けば十分間に合う,という事らしい。
    あと10分で搭乗時刻だから急げ,とついでに言われたわたしはあわててゲートの方へ足早に歩き出した。

    頭のなかは,え?そうなの???状態のままで手荷物検査を通過してゲートへ。
    ちょうど搭乗が始まった時で一切の待ち時間なしで乗り込めた。
    なぁんだ,最初からこの便で間に合ったんだ。
    それを,近畿ツリストのいつものおねいさんは,念のため?一個早い予定をわたしにくれたのだ。
    うーむ,彼女はわたしが今朝寝坊することを知っていのだ。たぶん・・・。

    というわけで(どういうわけだ?)ソ連とマダカスカルとヨロッパ諸国を旅する北杜夫のエッセイでありまする。
    でもどうも自分のことは余り書いてはいなく,同行した星新一や遠藤周作のことばかりを描いてある。
    でもおもしろいからそれでいいのでした。

    また日記になってしまった。すまぬ。

  • 阿川弘之の南蛮阿房列車を北の視点からみた随筆を収録。
    (マダガスカルとヨーロッパ)

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著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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