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- Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101144078
感想・レビュー・書評
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正直、怖い。怖すぎた。
何がと聞かれれば、それは著者その人に他ならない。最初は軽い気持ちで「中世のビッチを見てやろう」というつもりだったのが、終盤になるにつれ著者自身が見えてくるような気がしてきた。
作品としては言葉にするまでもなく素晴らしいものだが、残念ながらわたしの女性としての部分がこういうものを拒否してしまった。少し悔しい気もするが、やはりわたしはこうはなれない。なりたくない。
改めて、瀬戸内さんは怖いものを見てきた人なのだと思い知らされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後深草院二条の「とはずがたり」を独自の小説世界に再構築したもの。The女の業。
二条がつづった赤裸々な男性遍歴がそのまま立体的に表現されている。この本の評価は真っ二つ。私は「傑作」に一票。本がボロになるまで読み倒し、新しく買いなおして読み倒しているが、また新品を買いたい今日この頃。
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