- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101149158
感想・レビュー・書評
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たいがいにしろと数の子引たくりこれ、「黄色いダイヤ」を奪い合ってる図、ではありません。そのココロ=お江戸の「いろは」を知りたくば、本書を開いてみてください。たとえば、初鰹のイキな食し方とか、江戸前ファーストフード、寿司・そば・天ぷらの始まりなどなど、思わずよだれが出ちゃいそうなオイシイ話がたくさん。一読“目ウロコ"、これであなたも「江戸通」まちがいなし。
(1998年)
— 目次 —
ともあれ初春
まだ浅き春かな
野ゆき磯ゆき
初鰹ラプソディー
イキのいい奴
暑気払いの切り札
天竺浪人ふらり来て
初秋の便り
秋本番
たかがイモ、されどイモ
冬の足音
師走のぬくもり
甘いものがたり
酔い醒めて
くるわのグルメ
台所太平記 -
江戸の師匠である著者の本を久しぶりに読む。本書はもう中古でしか手に入らなかった。春夏秋冬の順に、江戸川柳をいい塩梅に配して綴られたエッセイ。言葉も含め、江戸の当たりめぇが、現代と違っているのを知るのも興味深い。
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江戸好きにはたまらない楽しい内容。
砂糖の精製に、
平賀源内がかかわっていたとは、びっくりでした。 -
杉浦日向子の「大江戸美味(むま)草紙」を読みました。
この人の本を読んでいると私も江戸時代にいて庶民と一緒に生活していたような気分にさせてくれます。 気軽に読めるという点でもおすすめの本です。 -
卵が好きな吉原の人たち。
お熊を思い出す。 -
寿司はファストフード!
ひょいと数貫摘んで店を出る、その粋なこと。
ちょっと影響されて一人寿司、やってみた。 -
3/11 読了。
江戸っ子は甘党。 -
江戸という遠くの物事。
食材という、現代との共通項に、
当時のひとの感情を通して見えるリアリティ。
それを伝えてくれる楽しいリズムの文章。
時代を経て
価値観も常識も掛け離れているが、
読んでいると
親近感と共感が感じられ、
そのうちに
お腹が空いてきてしまう;^_^A
遠い世界のようで、
時間も空間も繋がっている、
同じ世界であることを実感できる。
季節感や
行事の特別感、
粋というこだわり。
かっこいいなと思う。
マネしたいところもあるし、
粋ってどういうことか、
自分の中でも噛み砕きたい気分。
杉浦日向子先生の本は
はじめてだけど、
次から次へと読みたくなる感触がすごい。
次は何を読もうかな…☆
おもしろかったぁ。。。
140815 -
「どじやう=生きている状態の呼び名、どぜう=食い物になった状態」/丑の日には”う”の付くものを食べると縁起がいい。ex.「梅干」「瓜」「卯の花」「うなぎ」など/江戸前天ぷらは串刺しにして食べていた