三国志(一) 桃園の巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.93
  • (38)
  • (81)
  • (45)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 648
感想 : 56
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101154510

作品紹介・あらすじ

後漢末の頃。貧しいが高貴な血を引く劉備は、世を救うという大志を果たすべく、関羽、張飛と桃園にて義兄弟の契りを結ぶ。跋扈する黄巾賊の征伐に乗り出した彼らは、智謀に優れた人物、曹操に出会う-。これぞ王道の「三国志」!波乱に満ちた群雄割拠の世を描き切る、壮大で華麗な歴史スペクタクル。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初めて吉川英治版の三国志を読みます。地図が分かりやすい。漢字や文がなかなか読みにくさはあります。序があります

  • 長い長い三国志の物語の始まりです。
    三兄弟の出会いや、若かりし頃の曹操、孫堅、袁紹などが登場します。
    張飛が少し暴れん坊すぎて笑いました。
    これから物語がどう動いていくのか楽しみです。

  • 青空文庫で読了。青空文庫版の底本は吉川英治歴史時代文庫となっているが、巻ごとの区切りを見る限りこちらが底本らしい。

    とにかく文章がいい。記述が簡潔でストレスフリーに読める一方で、漢文調の響きの美しさは保たれていてドラマチックでもある。なろう小説なんかよりもよっぽど病みつきになって、隙間時間の娯楽と言いながらイッキ読みしてしまった。
    時代小説といえば今までに何度か司馬作品を1巻までで放ったらかしにしてしまったことがあるが、この調子なら読み通せそう。続きを読むのが楽しみ。

  • 始まりの文章がとても美しい。

  • 初めて手を出す歴史小説が三国志なの、私大丈夫やろか。
    見慣れない単語が多くあったけど、そこでつまずくと後がつかえてくるので止まらず読み進めた。それに雰囲気でするする読めるというか、展開の緩急の付け方がうまくて引っ張られる。
    いわゆるナレーションベースというかざっくり展開を飛ばす場合もあれば、風景から表情からじっくり描く場合もあり、長い歴史とそれを彩る人の生を感じた。

  • この三国志の1巻は最初こそは読みにくいの極限でありましたが中盤辺りからその読みにくさに慣れていきました

  • 少しペースが遅いけどちゃんと細かなことまでモッが書き込まれていました

  • 読みやすく、流れるような、表現豊かな美しい文章で、歴史小説が苦手な私でも楽しく、無理なく、三国志の世界に入っていくことができました。

  • ほんの序盤、ズッ友3兄弟の馴れ初めや、世界観の設定紹介程度。呂布や曹操が絡み始めたところ。
    先はまだまだ長いから…じっくり読む。
    三国志はどの作家もそれぞれに好きだけど、KOEIが入り口の私には吉川三国志が一番楽しい!

  • いつか読もうと思ってはいたものの…実は避けていた‪三国志

    しかし読みやすい文面と臨場感溢れる戦いの場面、何より人間臭さみたいなのが滲み出ててめちゃめちゃ面白い!!
    昔の言い方だな、漢文ぽくてよくわからんみいたいなのは随所であるけれどそれもまた良い
    三国志でも解釈する人によって違うらしいので吉川英治さんシリーズを読み終わったら色々読み比べたい

    それにしてもこれから長い戦いなんだろうな…

全56件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉川英治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×