おんなのるつぼ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.20
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本棚登録 : 466
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101159300

作品紹介・あらすじ

電車で化粧しないでよ!おいおいその浴衣、着付けがユルくて半乳はみ出てるって。こらっ、パジャマのままでコンビニ行くなー!…街を歩くと、目に飛び込むのは理解不能な女ばかり。所詮人ごとと笑っていたいけれど、さすがにこれはまずいんじゃないのか?常識の底板を踏み抜いて無自覚、そのくせ揃って自信満々な、いまどき女たちにあえてもの申す、怒気怒気爆笑エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • およそ15年前の"いまどき女たち"にもの申した爆笑エッセイ。じじばば・おとこと読んで、三冊目のるつぼシリーズ完結。他の読書家さんたちのレビューを読むと、あまり良い評価がされていないが、私的には面白く大笑いしながら読んだ。著者の観察力の鋭さと都会には様々な"人"がいることに驚かされた。

  • おとといいただきました。順番に読んでゆきます。

  • 可もなく不可もなく…といったところでしょうか。暇つぶし目的で読みました…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    うーん、特に言うことはないんですけれども、やはり女性は女性に対し、厳しいのかなぁ…とかそんなことを思いましたかね。

    あと、この本ではやたらに肌を露出する若い女の子について書かれていますが、2019年現在、肌を露出するようなファッションに身を包む女性というのは一時期よりも減った気がしてならない…いわゆるギャル、という人種が絶滅したからでしょうか?

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 全然好きじゃない

  • 女の女を見る目は厳しい。人の粗探しが好きなおばさんの愚痴、みたいな感じでした。行きずりの人にそんなに目くじら立てなくっても…と思うのと、あーわかるっていうのが、8:2くらい。
    群さんの小説は好きだけど、この本にはちょっとがっかりでした。

  • 初めの方の何篇かを読んで、これはちょっと、星2つくらいじゃないか?それとも読むのをやめようかと思った。
    外見を気にしすぎる、あるいは気にしすぎない若い女性や、きれいな若い女性や、子供を持った若い女性や…
    とにかくそんな人たちへの憎しみが生々しくて、なんだか作者の方が見苦しく感じたのだ。

    奥付を見れば10年ほど前の作品。
    そうか…
    その頃に比べれば世の中の常識…いや、許容範囲の底辺がずいぶん低くなっているし、電車内の化粧なんかも、「ああ…もう今更そんな話題、どうでもいいわ~」なのであるが…
    10年もたってから読んだ私の方が悪いのだ。
    しかし、グラビアアイドル上がりの女優を名指しで、体のバランスがおかしいとか何とか2~3ページにわたってこき下ろすなど、今、これがブログやらツイッターに書かれたら炎上ものである。
    こんな生の肥をかけたら、野菜は枯れてしまうわ~
    という感じだ。

    しかし、この作品は2年くらいにわたって連載されていたものらしく、読み進むにしたがって、中身は徐々に発酵し始め、いい具合の肥やしになってくるのだ。
    相変わらず毒が効いているのだが、毒にも薬にもなりうる面白さが出てくる。

    ただ、様々な常識外れの女性にいろいろモノ申してきた作者も、パジャマに寝起きのぼさぼさ頭、つっかけサンダル、挙句の果ては乳が透けて見えるシャツで表を歩いている女性たちを目撃するに至って、どうにも思考が追いつかなくなってしまったようだ。
    そして、最後の、着る服(似合う服)が無い話。
    ここに来て、大いに同感して読み終えたのであった。

    世の中は日々変わっていくのだ。
    ウエストがくびれていた時代にボディコンを着ておいて良かった、と思うバブル世代である。

  • うるさいおばさんの独り言のようで、期待していた面白い観点、キャッチーな言葉がなく、面白くなかった。

  •  古本屋さんでパラパラめくってアラッ面白そう何て思っての読みはじめです。女子たちの生々しい、ちょっとエッチな話がじゃんじゃん出てくるのかと楽しみにしていましたが、ちょいおばさんの若者観察記でした。 
     んっ?と裏表紙の紹介文を見てみるとなるほどそのように記載されてました。紹介文ちゃんと読むべし。
     でも、群ようこさんの「かもめ食堂」は大好きです。

  • 常識のない女たちに筆者が突っ込むという趣旨のエッセイです。想像していたよりあんまり面白くないなというのが印象です。

  • 恥じらいを忘れた女性たちへの批判盛り沢山。確かに批判したくなるという内容でも、読んでいてあまりいい気持ちにはならなかった。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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