アメリカ50州を読む地図 (新潮文庫 あ 40-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101160221

感想・レビュー・書評

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  • 3月に亡くなった浅井信雄先生の力作。

    アメリカ50州+ワシントンDCをすべて解説しているので、そのまま読み進んで行っても面白いし、辞書代わりにもできる。

    それぞれの州に特徴があって興味深い一方、どの州にも根強い地方自治の精神を感じる。近年、環境先進都市として注目されているオレゴン州ポートランドには一度行ってみたい。

  • 「地図でスッと頭に入る」シリーズのアメリカ50州も同時に借りてきたので比べてしまうと、こちらは地図も白黒の小さなもので、字ばかり。説明文は各州約3ページ。出版年も今から27年前とだいぶ古いのだが、しかし文字だけなのでともかくも読み始めると、引きこまれてしまう。順番はアイウエオ順。

    1994.11.25発行 1995.1.30第4刷
    2021.10.15図書館 

  • 辞典とまでは言えないが、米国を州毎に簡明に解説する書。その発端が読売新聞記者時代に米国ワシントンDC.に赴任中、米国での家族旅行を、鉄族である息子さんの希望に沿って、大陸横断鉄道で踏破したことにあるらしい。なんとも微笑ましい裏話。◆米の政治外交分析だけでなく、Xファイル等の米ドラマや映画、小説のお供になるかも。◇多様な産業、人種、そしてルール。面積小の日本に比べ、米国人が国内地理を押えるのはなかなか時間を要しそう。ましてや国内より遥かに遠い他国への認識・理解はおろか、関心さえ生まれない要因を垣間見た感。
    ◆1998年(底本1994年)刊行。著者は元神戸市外国語大学国際関係学科教授。

  • アマチュア無線の関係で50州全てを2文字の略号で書き出せる程度には各州の位置も含めて覚えてはいる。でもそれぞれの歴史とか産業についてはさっぱり。
    デラウェア州がデュポンの本拠地だとか、シアトルはとても気候が良くて住みやすいとかね。
    政治的な状況を示すのにクリントン、ドール、ペローの支持率が示される程度に古いが、それでもまとめて読むと各州の違いが分かって面白かった。

  • ひとつひとつの州について、分かりやすくて面白いエピソードが紹介されている本。州ごと、という発想が新鮮。この本を丸暗記したら、アメリカに関する他の本を読んだ時にずいぶん、理解度が変わるだろうな、、、とはいうものの、そこまで読み込むことは難しいので、いつでも辞書のように、開けるように!座右の書にしようかと思っているところ。
    もちろん、内容に多少偏りがあったり、ずいぶん大雑把だったり、という箇所は多々あるとしても、各州のイメージが私の中に出来上がることが大事なので、そうした意味でとっても役立つ本でした。

  • 4

  • アメリカと言う国の包括性と言うか、多様性を理解する上でためになる良著だと思う。

  • 母親の家から借りてきた本。
    アメリカの各州について歴史や、歴史に基づく特徴などが簡潔に書かれている。
    行ったことのある州については改めて認識を新たにし、まだ訪れていない州については行きたい気持ちを高めることができた。
    いつかはすべての州を訪れてみたい。

  • 浪人時代にお世話になった。

  • 15年くらい前に書かれた本。今でも十分アメリカを感じることができます。大きな国アメリカ!

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著者プロフィール

1935年長岡市に生まれる。東京外国語大学卒。読売新聞社入社、ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各駐在特派員、ワシントン支局長を歴任。その後、米国ジョージタウン大学客員研究員、東京大学、東京外国語大学各講師、中東調査会理事、神戸市外国語大学国際関係学科教授を歴任。2015年歿。著書『中東を動かすものは何か』(1988)『ミステリーと虚構の国際政治』(1992)『アメリカ50州を読む地図』(1998)『アジア情勢を読む地図』(2001)『最新版・民族世界地図』(2002)ほか。

「2018年 『イスラム報道【増補版】 [新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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