水の舳先 (新潮文庫)

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著者 : 玄侑宗久
  • 新潮社 (2005年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101166513

水の舳先 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 玄侑宗久さんは初めて。名前から想像されるようにお坊さんです(臨済宗)。「中陰の花」で芥川賞を受賞。
    人の死や宗教観を主題にした小説です。
    主人公の女性はクリスチャンですし、その懺悔を(多分、著者の分身である)僧侶が受け入れている。そうした自由な宗教観には共感を覚えます。
    一方、物語としては、何か分散されていると言うか、まとまりがないような気もします。

  • 玄侑宗久氏デビュー作。
    読みやすい美文ではあるが、
    先に読んだ龍の棲む家に比べると、
    硬い印象が拭えない。
    肩肘張っているというか。

    ただし、読ませ方はこちらが上。
    末期ガン患者の死へのカウントダウンを、
    臨場感を持って最後まで描き切っている。

    同性としては、いかな宗教がらみの心情としても、
    性的な奉仕(と、あえて言う)で
    無死の恍惚を得るというのは共感が難しい。
    ラストの湯灌のシーンが美しいだけに、
    サトウさんへの行為と水というモチーフの不和が、
    私の中では咀嚼しきれずのこってしまった。

  • この本を貸してくれた友人は、ヒロインの「久美子」と共通点が多く、胃がんを克服している。それ故にこの本は特別な思いを持って読まれたものだったろうと、文庫本を媒介して深く感じた。それは、作中で、久美子が忘れた聖書を玄山が読んだときのように、友人のの心のうちを垣間みるようだった。
    「恍惚」を追体験できるような、小説の最後のシーン。とても感動的だった。

    この作家の他の小説も読んでみたくなった。

  •  宗教が絡んでいますが、うだうだと高説を聞かされるわけでもなく、淡々と進んでいく感じ、です。奇麗な話だなーと思いました。特にびっくりするような展開があるわけではないので、ちょっと退屈かもしれませんが。

  • 下とセット。

  • 堅苦しい話しかと思い、構えて読み始めたが、意外にもあっさりと読めてしまった。じいさんになった時、もう1度読み返してみたいなと思った。

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