旅行けばネコ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101198200

作品紹介・あらすじ

生粋のネコ人間イワゴーさんが撮るネコは、皆微笑んでいるように見えます。柔らかいネコッ毛を風になびかせ、のんびり屋根で昼寝しながら、実はヒトの暮らしをじっと見ています。ネコが幸せに暮らす街は、そこに住むヒトも幸せで優しいのです。ニッポン全国のいいネコを探す旅は、ふんわり、ほっこり、きょうも続きます。「岩合光昭のスーパーネコ写真術」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日本のネコとの出会う旅は物語に溢れている。
    静岡、瀬戸内、安芸、高知、三河、鞆の浦、木曽路、
    讃岐路、白川村・郡上八幡、境港、遠野のネコたち。
    岩合光昭のスーパーネコ写真術。
    平成十七年刊行の『旅ゆけば猫』を改題し、文庫化。
    港、無人駅、厩舎、観光地などで出会ったネコたちの姿。
    普通のネコの、いつもの仕草、眼差し、普段の姿。
    ネコ同士の繋がりやヒトとの繋がりの優しい姿。
    それを撮影する、ネコへの想いと心遣いにほっこり。
    文章も簡潔ながら、深いネコ愛に溢れています。
    写真術にもネコへの気遣いが込められています。
    なんと言っても岩合さん、撮影スタイルの姿が若いなぁ~。

  • どの猫もとにかく可愛い♡
    この本を読んでからというもの旅先で猫はいないかなぁと探しては写真を撮るようになりました 笑

  • 岩合さんの語り口からは、猫への愛情がひしひしと伝わってくるので、読んでてとても和みました。
    これを読んで、やっぱり猫ほど人に寄り添うのが上手な生き物はいないなぁと改めて思いました。
    野良犬は今じゃ滅多に見ないけど、野良猫は今でも全国にいるのがその証拠のような気がします。
    程よい距離感で側にいてくれる、そんな猫がやっぱり好きだなと再確認。

  • ねこ好きにはたまらない。

  • ネコの撮り方指南がとても参考になりました。

  • ネコが日常の風景に溶け込んでいる写真に癒される。

  • 猫には暖かくて穏やかな空気が似合う

  • 猫に対する岩合さんの礼儀と、優しいまなざしが
    エッセイからも感じとれて、
    読んでいる者までが温かく、ほのぼのとした気持ち
    になってきた。
    岩合さんによると、猫は人間を常に観察しているらしく、観察している人の行動に似てくるそうである。

    本を読みながら、こたつでうたた寝。

    目を覚ましたら、
    うちの猫をふと見ると、こたつの掛け布団の裾の上に、横向きで寝ていた…(笑)
    私と同じポーズであることに気づき、可笑しくなった…(笑)

  • プレゼントでもらった本!

    津々浦々とネコを探し求めるカメラマンさん。
    そんな生き方、羨ましい!
    野良猫は全国でも多いんやなー。

    ネコは癒される。
    ただ、マイペットが1番かわいい。
    早くあの子に会いたい。
    マイはっちゃんに会いたい。

  • 古本で購入。

    ネコの写真と言えば岩合光昭、岩合光昭と言えばネコの写真。
    というくらい、たくさんのいいネコを撮っている岩合氏の写真集を文庫化したのがこれ。

    ネコには街が似合う、と思う。
    日本の農村にはイヌが似合うけど、宿場や港にはネコが似合う。
    まぁどっちもどこにいても可愛いからいいんだけど。

    僕みたいな生粋のイヌ派も楽しめる1冊。今度近所に集まるネコを撮ってみようか。

  • 写真だけではなく、その場所で思った事とか話が載っています。写真を撮るちょっとしたコツとか。
    ねこの写真はとても普段通り、よく見る光景がそのまま写っている感じ。
    それが人気の秘訣なのかもしれない。

  • 愛らしい猫の姿がたくさん。写真はもちろん、著者のコメントに表れる猫好きっぷりに思わず微笑んでしまった(^q^)♪

  • 岩合さんの写真は、ほのぼのとした旅行の風情をかもしだしてくれる。
    日本国内にしろ、海外にしろ、猫のいる風景は和みます。

    人間の言うことを必ずしも聞かない猫、
    そういう猫の姿を、よく留めておいていただけました。

    旅行に行って,猫がいるとなんとなく安心します。
    ここでも猫が生きて行けるのなら、自分だって生きて行けるかもしれないと思えます。

    写真が取りたいなと思うのですが,すぐにどっかに行ったり,
    カメラを持っていなかったり,なかなかうまくいきません。

    岩合さんの写真を見ながら,ああ、こんなこともあったとか、
    こんなふうに取るのはすごいなと思ったりとか。

  • 岩合さんの写真集
    猫はやっぱりかわいい

  • ネコの生態があらわになる!

  • 21年10月
    かわぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜。

    表紙の

    にゃふん。って顔がたまらず、衝動買い・・・・。

  • 岩合さんが日本各地を旅して、その土地その土地で出会ったネコを撮ったものです。

    写真のネコはみんな、ほんわかほのぼのと過ごしています。
    屋根で昼寝をしたり、漁港で魚にかぶりついたり、花に顔を近づけたり。
    岩合さんがネコとの出会いを楽しみ、愛情を持ってカメラを向けている様子が目に浮かびます。

    また、ネコの上手な撮り方も紹介されており、写真好きには参考になります。

  • 岩合さんのネコ本。旅先で出会った猫たちのスナップが大変魅力的です。

    岩合さんが撮るネコ達はただひたすらにネコなところがいいです。
    可愛くとってやろうとか、面白くとってやろうとか、撮影者の作為が感じられない。
    岩合さん自身がネコ飼いで、ネコはただそのままで充分魅力的な被写体だと思っておられるからでしょうか。

  • とことんにゃんこ。

  • 著者が旅の中で出会うネコたちを紹介しています。ネコたちを通して、その地域や人々を紹介していて、心温まる内容です。著者のあとがきで、とても印象的だった内容を紹介させて頂きます。
    著者は、雨についてこういっています。「日本は雨が降るから豊かなのではないでしょうか?」
    取材の為、猫にあうために旅を続けている著者は、旅先で出会う、雨という天気にたして、天気予報が常にネガティブな表現をしていることに疑問を感じています。そして、たまには、下記にように聞きたいといっています。
    「素晴らしい雨がやってきます。」と。



  • 日本の津々浦々の猫について写真を交えた岩合光昭さんの話。(08/12/27)

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著者プロフィール

日本の動物写真家。東京都出身。
日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った。
2012年からテレビ番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』を開始。

「2023年 『2024 岩合光昭 世界の猫カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩合光昭の作品

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