マゾヒストたち: 究極の変態18人の肖像 (新潮文庫)

著者 : 松沢呉一

• 新潮社 (2019年10月27日発売)

感想・レビュー・書評

[蓮子さんの感想 · 2019年11月3日]

SM雑誌に連載されていたM男達のインタビュー記事をまとめたもの。SMに目覚めたきっかけや自分の趣向について滔々と語る彼等のディープな話は過激でとても興味深い。昭和に多く発行された所謂｢カストリ雑誌｣についても語られていてどんな内容なのか、ちょっと中身を見てみたかったり。インタビュー記事の合間にあるコラムもSMの世界を知るにあたって面白く読んだけれど、その中に事実とは違うようなことが書かれてて、その点が私には受け入れ難い。具体的な名前は出てないので私の思い違いの可能性もあるかもしれませんが。本書が面白かっただけに、残念です。

著者プロフィール

「スナイパーEVE」（ワイレア出版）「お尻倶楽部」（三和出版）などで連載するかたわら、有料メルマガ「マッツ・ザ・ワールド」を毎月、原稿用紙換算で500枚から1000枚程度配信している。

「2009年 『クズが世界を豊かにする』 で使われていた紹介文から引用しています。」