機巧のイヴ 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101207926

感想・レビュー・書評

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  • 前作より百年後の世界。
    今回は電気などが普及してきた頃の外国のお話でした。
    伊武が動き出すまではいまいち乗り切れない感じでしたが、前作の最後の章みたいに万博が開催されてからの怒涛の展開が高低差すごかったです。
    日下に戻ってからのシーンがめっちゃ切ない。
    それとは別に機巧人形が全部話に出てきてて嬉しい。
    次はいったい何年後の話になるのか。フェル女史気に入ったのだが出番は終わりかな。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 第1作めが印象深かったのですが…
    ちょっと期待外れの感があります
    3冊目に期待したいです!

  • 一巻の面白さからは少し落ちる気がするが、でもこの世界観で嫌なわけはない。

  • 機巧人形伊武が登場するシリーズ2作目。前作から凡そ100年後の世界で、新世界大陸の都市ゴダムの万博を舞台に、描かれたスチームパンクSF。

  • このシリーズなんか乗れないな、と思っていたのだが、スチームパンク的ロマンチシズムを期待すると当てが外れるんだ、と今回気が付いた。人種差別や労働争議と言った万博の裏側をリアリズムで描き混む手法は、ハードボイルドでしょ。もちろん、「卑しき街を行く孤高の騎士」というチャンドラー流のロマンチシズムは存在するわけだけれども、これってスチームパンクに期待されるロマンとは、また別の物だよなあ。てなことを今回思った。

  • 伊武。それは天才機巧師、釘宮久蔵によって作られた機巧人形の名前です。

    見た目も振る舞いも人間そのものの「彼女」ですが、その瞳はあくまで宝石、涙は水銀。

    ある時は江戸時代の「天府」で、(機巧のイヴ)

    またある時は万博の会場で、(機巧のイヴ 新世界覚醒編)時を越えて目覚め、物語を紡ぎます。

    過去の架空の都市を舞台としながらSFのような魅力も同居する、奇想天外な物語はいかがでしょうか。
    (3年 物質化学工学科)


    ▽配架場所・貸出状況はこちら(旭川工業高等専門学校蔵書検索)
    https://libopac3-c.nagaokaut.ac.jp/opac/opac_details/?kscode=004&amode=11&bibid=1014129151

  • 前作よりも主要キャラの造詣が類型的になっているのが残念だなあ。ただ、時代設定や万博という舞台立てはおもしろい。組合潰しなんかをやる探偵組織というとこほは、コンチネンタル・オプを連想した。次作もあるので、そちらも楽しみ!


  • やっぱり好きだなこの世界観。
    上手いなぁ。人間よりも人間らしい伊武。
    胸パットは私は使った事ありませんが(笑)
    あ、でもはじめからインされてるのはそのまま使ってます。
    なんの話し(笑)
    あー伊武かわいいなぁ。
    心は、触れ合えるのだと思います。
    触れ合うのは、魂なんだと思います。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。小説家・劇作家。2010年『完全なる首長竜の日』(宝島社)で第9回「このミステリーがすごい!大賞」を、『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回朝日時代小説大賞を受賞しデビュー。2013年『忍び秘伝』(文庫化タイトル『塞ノ巫女』)で第15回大藪春彦賞候補。近年は作品の英訳版が発売され、中国のSF雑誌にも掲載されるなど、海外での評価も高い。『機巧のイヴ』シリーズ(新潮社)、『見返り検校』(新潮社)、『僕たちのアラル』(KADOKAWA)、『ツキノネ』(祥伝社)、『ねなしぐさ 平賀源内の殺人』(宝島社)など、著書多数。

「2020年 『ドライドックNo.8 乾船渠八號』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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