- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101214818
作品紹介・あらすじ
つまんない子、いつもそう言われてきた──。灯は飲み会も女子会もNG、とにかく他人と食事を共にすることができない「会食不全症候群」。この性分のせいで職を変え、恋にも無縁。けれど仕事で知り合った蝦名から夕食に誘われて……。食べることは生きること。「食」に憂鬱を抱えた6 人が、ユニークでタフな方法で、悩みに立ち向かってゆく。つい頑張ってしまう人に贈る、幸せごはん小説!
感想・レビュー・書評
-
食に難を抱えている人たちの短編集って感じでしたー。
食えない女
人前で食事ができない女と昆虫食好きな男の話。
七味さん
食べているときは素が出る。
さじかげん
料理が苦手な妻が努力するけど泥沼にはまる。
味気ない人生
騒音問題がストレス過ぎて味覚をなくした女性。
ままごと
ままごとでの主役は母親役。主役は一人だけ。
キャバクラの台所
華やかなキャバの裏では食べてもらえないフルーツあり。
どの話も、困難があっても、最後は前向きに考えていて、
「えらいなぁー」って思ったよー笑
食べることは生きること。
食を通して生きることについて考えてねーって、
テーマっぽいけど、私はそこまで深く
考えられませんでしたー。
フツウーに読ませていただきましたー(*´艸`*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美味しいご飯小説ではない。「食」に憂鬱を抱える人々の短編集。食べることは生きている限り避けては通れない。美味しく楽しく食事ができますように
-
【選書No】132
-
食べ物についての短編集。
朝の出勤前にサクッと読めます!
-
食にまつわる憂鬱を抱えた六人がそれぞれの課題に立ち向かう短編集。
中でも料理に奮闘する共働妻と夫の夫婦の問題を描いた”さじかげん”は共感できる感情が多く前向きなエンディングで好きなお話でした。 -
おいしいものを食べることが大好きなので、食に憂鬱を抱えた人ってどんな人で、どんな想いがあるのだろうと気になり、手に取りました。主人公は真剣に悩んでいるのに、どこかクスッと笑えるところもあり、悩みに立ち向かう姿を応援したくなりました。読んだ後には、毎日おいしいと感じられるって幸せなことなんだなぁと改めて思いました。
-
軽く読めるけど、いわゆる生きるのが下手な人たちが応援されている感じがしてよい!
-
ぽっこりお腹の出た男性が各章にちらちら出てくることに気づいたときはニヤニヤしてしまった。しかし、だから何というものでもなくあまり私にははまらなかった。
特に最後の「キャバクラの台所」は謎解きミステリーみたいな感じになっていてつまらなくて斜め読み。
「さじかげん」では、ほんとにお料理が好きなら習いに行かなくてもちゃちゃっと適当に作っちゃうと思うから、これだけ習ってうまくいかないのは、きっとあんまり好きじゃないんだと思う。義務になってる。私も、お料理は好きじゃないんだと気づくまでに時間がかかったし、結構なバカ舌だということにも気づいたのはここ数年だ。ただ焼いただけ、炒めただけ、のお料理でも、毎日笑顔でいるほうがいい! -
「食」に憂鬱を抱えた6人の短編集。
「会食不全症候群」「味覚異常」「マイルドドラッグ」「家事ハラ」
食に関する悩みって本当に色々あって日常に潜んでいるんだ…って思いました。
食べることは毎日のことだし、どんな問題にしろ相当なストレスだろうなって思う。そしてそうとは知らずに陥っている食習慣病の怖さ。
初めて知る「会食不全症候群」
人と一緒に食べることが出来ない不自由さは想像以上に過酷でした。
心理描写も繊細だし温かい読後感も良かった。
手軽に色々楽しめて得した気分♪
昔読んだ「給食のお兄さん」シリーズも良かったけど、こちらも面白かったです。