- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101230337
感想・レビュー・書評
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ちょっと前の作品なんで、今の役所が、こんな気楽な仕事してるかは分からん。
民間企業にはないわな。「今日、何して暇潰そう?」とか。
「今日中に出来るかな?」とかは、あるあるやけど。
民間企業(それも過労死続出)から、地方都市の市役所へ。
よくある箱モノだけ作って、後は赤字垂れ流し…
その一つテーマパークへ出向、そこには、元役所勤務OBが、何もせんといっぱいおる。
頑張れ主人公!
役所に勤めた事ないから、知らんけど、言葉が通じん。みんなが納める税金で飯食って何してんねん!って感じ。
頑張って建て直すが…
何か、国会議員とかに振り回される官僚を思い浮かべる。上が変わるとガラリと何もかも変わる。
何かやるせない…
振り回されれんように、適度に上をコントロールせんとあかんのか…
この作品では、上は、市長、役所の上司、古狸 etc…
しんど〜〜〜(ーー;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018年5月3日、読み始め。
2018年5月12日、75頁まで読んで、図書館に返却。
2018年11月10日、75頁から読み始め。
2018年11月18日、読了。
Uターンして、田園都市の市役所勤務という公務員生活を送っていたところ、公務員の身分ながら、赤字テーマパークの再建的なことをやることになり、奮闘するという内容。 -
公的機関勤めの身としては、主人公が感じる理不尽さ、前向いてんだか後ろ向いてんだか分からない仕事、内部での足の引っ張りあい等、「分かる!」と共感できる部分が多かった。でも、そんなしょうもない世界に慣れてしまってる自分もいたりして。
終始明るい文体で、読んでて楽しかった。メリーゴーランド乗りたくなりました。 -
電車の中の時間って本読みには貴重です。これも帰省の博多往復の新幹線の中で読了。
文庫って、裏表紙の粗い話を見てページをパラパラっめくって、気に入ったら買うことが多いのだけど、この年になるとこういう話読んで勇気貰いたい、って感じで買ってみたのですが、そういう意味からいうとちょっと違ったですね。再建の話はアレヨアレヨという感じで。
でも、サラリーマンってどんな立場になっても辛いですよ。それしかやれないからやってますけど…。そういうところは身につまされて、ちょっと苦いですよね。
「千年先までそうしてろ」。きっと1月5日からもそうしているのでしょうが、ちっとは自分の力で何か変えたいよね。 -
久しぶりの荻原さんの本、予想通り面白かった。
公務員の惰性的な世界の中で遊園地開発という問題に取り組むお父さんのガッツが頼もしくて、イッキ読みしました。 -
サラリーマンをやめ、東京から小さな田園都市にUターン就職して市役所の職員になった啓一。赤字経営のテーマパーク「アテネ村」の再建をする部署に配属され、周囲のぬるま湯のような仕事ぶりにうんざりしながら、腹をくくって仲間を増やし、知恵をしぼり、次第に仕事に没頭していく。
仕事だけでなく、家庭での妻や子どもたちとの場面もたくさん出てくるのが等身大の30代の男性という感じでよかった。このままじゃいけない、何かを変えたいという思いと、息子に恥じない父親でありたいという気持ちは、がんばる原動力になるのだな。
クスッと笑えたり、ちょっと悲哀を感じたりする物語。 -
傾きかけたテーマパークの再建に立ち向かう公務員のお話し。喜怒哀楽の全てを感じられる物語でユーモアも所々に散りばめてあり、楽しく読み進めることができます!オススメ!
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もう随分前に読んだ本なので、ほとんど内容は忘れてしまいましたが、荻原浩、面白いじゃんって思った本でした。
こちらもお勧めです。