朝日のようにさわやかに (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 262
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234205

感想・レビュー・書評

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  • 色々な短編作。やっぱり、ヨハンの話がいいな。
    こんなにいっぱい短編があると最初のやつ忘れちゃう。

  • 冷凍みかん が印象的。
    水晶の夜、翡翠の朝 も好き。

    再読
    あなたと夜と音楽と もいい。
    頭の片隅に残ってた。
    切ないけど、おはなしのつづき 良かった。

  • ミステリー、ホラー、スプラッタ、不条理などバラエティに富んだ短編&ショートショート集。全般的にプラックテイスト。

    ・「水晶の夜、翡翠の朝」
    「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」の理瀬シリーズの外伝、ヨハンの話。
    ・「私と夜と音楽と」
    クリスティの「ABC殺人事件」へのオマージュ。
    上記2編がミステリ要素が強くて面白かった。

    でも、恩田さんは長編のほうが面白いと思う。
    (図書館)

  • 1番最初のヨハンの外伝的な短編と「私と夜と音楽と」は良かった。
    ショートショートもあり、他の短編集に比べて、色々書きたいようなものを思うままに書いたような作品が多かったかも。

  • みかん

  • 巻頭の三月シリーズの外伝的な作品以外は何ともよく分からない短編集でした。あとがきを読むと○○へのオマージュとか、○○をテーマにしたアンソロジーのために書いたとかの説明がありますが、その前提がないといわゆる恩田ワールド的な雰囲気もなく、何故このような短編集を発行したのか理解に苦しみながら読みました。
    唯一の救いは、巻頭作のヨハンのダーティーさが新鮮で良かったことかな。

  • 短編集。
    短編よりも長編の方が好きだなあ。ファンタジー入っていない方が好きかも。

    「あなたと夜と音楽と」

    こういう会話だけで進んでいく脚本っぽい話、好き。

  • タイトルとは裏腹な内容な感じでしたね


    なんか、村上春樹の「東京奇怪集」を思いださせた。。。
    ちょっと分かんない感じのも多かった

    恩田さんは短編より長編小説のほうが全然好き

    本当にたまに読むにはいいかもだけど


    印象的だった点★

    「おはなしのつづき」
    の中の主人公の着目する点に共感。

    白雪姫より継母のほうが確かに可哀想だと思う
    何が彼女をそうさせるのか…確かに考えただけで胸が苦しくなりますね…。

    これからの運命とかけている世知辛い感じがなんとも切なかったです

  • 久しぶりだけどやっぱ恩田さん好きだなぁ。冷凍みかんみたいなよくわからない気味の悪いものの話好き。

  •  ミステリあり、ホラーあり、不条理あり、異世界あり、児童文学ありと、恩田ワールド全開の多彩な短編集。
     ジャンルを超越した題材は雑多だが、主観と客観、世界観が混濁し、揺れ動き、且つ奇妙な整合性をも思わせる、独特の叙述は健在。
     読み手の“取っ掛かり”はそれぞれであろうが、個人的には「水晶の夜、翡翠の朝」で水野理瀬のパートナーを初見できた反面、彼らの棲む闇の世界が底割れして露呈したような、若干の物足りなさも感じてしまった。
     彼がメインとなる長編では、その辺りの深みを堪能できることを期待している。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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