ライカでショット!: 私が歩んだ道と時代 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101261614

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  • 写真の撮影技術関係の話は皆無、著者の写真のキャリアの話が中心

  • 今年100歳を迎えたそうで、ところどころで脚光を浴びている様子の著者。女性報道カメラマンの第1号だそうで、その過去の思い出を綴ったもの。戦前の内容が多く、そこから当時の様子が垣間見えてくるのが面白かった。わりとおしゃれでモダンな感じがした。
    著者は器用なのかもしれないけど、カメラマンとして活躍していたのは、100年におよぶ人生のなかではごく一部の時期であり、フラワーアレンジメントの講師をはじめ、ほかのことを仕事の中心に据えていた時期もだいぶあるみたい。そういう意味では、今も現役カメラウーマンということになっているけど、ちょっと看板に偽りありな感じがしないでもない。一筋に生きてきたというよりは、場当たり的にあっちこっち向きながら生きてきた感じにやや浅薄な印象をもったのも事実。

著者プロフィール

日本初の女性報道写真家。日本写真家協会名誉会員。1914年9月1日生まれ。昭和15年、財団法人写真協会に入社。「社会派の写真」を手がける一方、さまざまな人物の時代の顔を、自ら口説き、撮り続け、国内外で数多くの写真展を開催。2011年、吉川英治文化賞を受賞後、一躍時の人になり、新聞、TV、雑誌などから取材が殺到。2011年、日本写真家協会賞功労賞受賞。2012年、札幌に「笹本恒子常設写真ギャラリー」誕生。2014年、「笹本恒子100歳展」写真展を全国で開催。同年、「ベストドレッサー賞」受賞。15年より、鎌倉・海辺の老人ホームに転居するも、取材、執筆活動など、元気に継続中。著書に『100歳の幸福論。』(講談社+α文庫)、『好奇心ガール、いま101歳』(小学館文庫)、『お待ちになって、元帥閣下』(毎日新聞社)、『99歳、現在進行形ね。』(小学館)、『笹本恒子の「わたくしの大好き」101』(宝島社)など多数。

「2016年 『[日めくり]笹本恒子、101歳。バラ色の人生 いつまでも楽しく生きるための毎日のヒント。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹本恒子の作品

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