撓田村事件: iの遠近法的倒錯 (新潮文庫 お 66-1)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 109
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (729ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101264516

感想・レビュー・書評

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  • 最高だった。最高過ぎて感想に何を書いたらいいか分からない。どこもかしこも自分のツボにハマりすぎて書くべきポイントがまとまらない。
    とりあえず、こんなに面白い話なのにどうして絶版なんですか!! もったいなさすぎ!

  • 久々の本格推理、という言葉も余り使われないみたいだけれど、最近は(新本格の頃は結構あったけど)、地方の山村で連続殺人が起きて、名探偵が登場して、という設定には殆ど出くわさなくなったけれど、本作はまさにストレート。横溝作品を意識して書いているのは間違いないけれど、それにしても読ませる。特に主人公の人物造型はとても独創的に面白い。まあ、トリックなんかは本格物らしい感じだけれど、戦中から戦後にかけての「血族」がテーマになっているのがおどろおどろしくて好きな人にはたまらないのではないだろうか。

  • 読み終わった後、他のレビュー見てみたんですが
    あんまり評価高くないんですねえ。

    個人的には、諸手を挙げての5点満点なんですが。

    未だ旧家が村への絶大な権力を持つ
    山に囲まれた田舎村を舞台に
    陰惨な殺人事件が相次いで起こる
    という横溝風の舞台設定が好きな人は
    面白く読めると思いますが
    そういう人は地方中学生の青臭い恋愛模様が鼻についてしまうのかもしれません。

    また、探偵役がちょっとらしくない性格の人だったので、
    それが評価を下げる要因なのかもしれません。
    私もあまり好きにはなれませんでした。

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