三人寄れば虫の知恵 (新潮文庫 よ 24-2)

著者 :
  • 新潮社
3.38
  • (3)
  • (5)
  • (21)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101308326

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 虫の愛好家である、解剖学者の養老孟司、フランス文学者の奥本大三郎、生物学者の池田清彦の鼎談です。

    「外国語を学ぶことは、もうひとつの目をもつことである」という有名なことばがありますが、虫の視点から見ることで、センチメンタリズムに基づく動物愛護や歴史性を無視した自然保護運動、日本の文化行政などのおかしさが見えてくるということに、新鮮な驚きを感じました。「虫なんて、何であんなものに惹かれるのか」という思ってしまいますが、「虫」であっても著者たちの域にまで到達すれば、世界観がガラリと変わってくるものだということがわかります。

  • ムシ好きの方は思わず読んでにやけるはず。
    そうでない方はムシ屋の性質がちょっとだけ分かるハズ。

    ※高校時代の学級文庫に紛れ込ませたまま行方不明...

  • ちょと古いけど、面白かった。自然に対する考え方や日本の国の特殊性も含めて、いろいろ考えている事の楽しさがある。昔に戻って虫取りがしたくなる。

  • この作品は一九九六年四月洋泉社より刊行された。

  • 読む

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

養老孟司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×