- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101308722
作品紹介・あらすじ
元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。
感想・レビュー・書評
-
オムニバスの最後の辺で、彼女の名前が…
新たな女刑事やな!って感じで、既に手元にあって、積読本の中から、優先度を最高にして読んでみた。
捜査一課のラブコールを断り続ける彼女。死んでからやなく、生きてるうちに何とかしたいという思い。
はっきり言って、姫川さんと比べると、派手さはない!(断言)
あんなに、大物をガッサガッサ取りに行くような感じやない。
地味です〜
姫川シリーズとか、ジウ(歌舞伎町)シリーズとか、派手やし、グロいし、エグい!
でも、ホントはこんな感じなんかもね。
でも、彼女の動きを見ていると些細な事に気づく…
やはり、姫川さんとは反比例する?
論理が飛ばない〜
でも、なかなか読ませてくれて、こっちも面白い!(「でも」が多い^^;)
血ドバドバ派としては、合間に読んで中和しよ〜
武見検事と姫川さんの会話
「やっぱり怖い系なのかね。取調べが得意ってことは『落としの魚住』みたいな通り名があって」
「いや、そういう、脅かして落とすとか、そういうんじゃないと思います。それよりもっと『人情派』みたいな…」
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初の二篇までは主人公のキャラがイマイチ掴めず
ちょっと地味だなぁと。
まぁ姫川がキャラたち過ぎてるしな〜_φ(・_・
そしてジウの2人は嫌いですし笑
バスストップあたりから、あら?魚住さんいいじゃない?ギラギラしてないし?好きかも…
40過ぎの独身刑事でタバコ吸って1人鍋だけど
ちょっと乙女入ってなんだかリアル(^ ^)
派手さはないけど読ませるシリーズだわ♪
-
2022/10/04
-
メロリンおっつ〜\(//∇//)\
2冊買ってきたよ〜♪
魚住さんは美人キャラなのかな?
キャスティング誰にしましょう笑メロリンおっつ〜\(//∇//)\
2冊買ってきたよ〜♪
魚住さんは美人キャラなのかな?
キャスティング誰にしましょう笑2022/10/04 -
2022/10/04
-
-
個人的にはブルードパラサイトが許せなかったです。それぞれの話に愛があって楽しめました。
-
マリスアングルを読んだら、こちらの主人公魚住久江が出ていたので読んでみた。
人間味のある誠実な人だなという印象。
ただ大事件が起こってハラハラする方が個人的に好みなので少し物足りなかった。 -
しみじみ面白かった。
誉田さんらしくもありらしくもなく、って感じの短編集。
主人公の魚住久江は姫川玲子とも東警部補ともまったく違うタイプの刑事。捜査一課への誘いを断り所轄で日々起こる事件に関わることを望んだ刑事。自ら寂しさを抱えながら事件の被害者や加害者に優しさをもって関われる刑事。なんて魅力的なんだろう。
エピソード自体は誉田さんの刑事ものとしては珍しくバイオレンスもエロもグロもなく、割と小ぶりで地味な事件しか起こらない。その一つ一つに丁寧に対応する魚住久江。淡々と短編が続く中、最後の作品のラストがなかなか泣ける。これはやっぱり誉田さんすげーわ。
魚住久江シリーズ、続編は長編らしいので、楽しみ。
と、ここでドルチェでググってみたらテレビドラマになってたんだ!しかも監督は大谷健太郎さん!めっちゃ観たい! -
魚住久江さんを知ろうと思い読み進めていった。
良い人だ‼︎
このシリーズは殺人事件ではなく、生きている。生きてくれることに喜びを感じる。という姿勢にとても魅力を感じた。
派手な殺人事件も面白いけれど、生きて行く事に重点をおいた作品も良い。
しばらく殺人漬けだったので、心の休憩が出来た。 -
続編『ドンナ ビアンカ』もぜひ読みたい!
-
決して日の目を見るような出来事はないけれど、人それぞれ、それぞれの営みが確かにあって、その一つひとつに物語が存在するという、当たり前ではあるけれど、ふと忘れがちなその当たり前に気づかされるというか。
つまりは派手さもなく、地味ではあるけれど、ふと感じる優しさとか、切なさとか、哀しさだとか。我々の日常にあるそういうものを上手く取り入れ、表現しているなと(分かり難くてスイマセンが)